YouTubeの動画をダウンロードして保存したいというご相談を受けることがあります。

確かに、YouTube動画をダウンロード・保存ができる非公式なサイトやアプリは存在しますが、YouTube動画のダウンロードは利用規約に違反します。

YouTubeの利用規約をご覧になると、その一部に以下の記述があります:

本サービスの利用には制限があり、以下の行為が禁止されています。
 1.本サービスまたはコンテンツのいずれかの部分に対しても、アクセス、複製、ダウンロード、配信、送信、放送、展示、販売、ライセンス供与、改変、修正、またはその他の方法での使用を行うこと。ただし、(a)本サービスによって明示的に承認されている場合、または(b)YouTube および(適用される場合)各権利所持者が事前に書面で許可している場合を除きます。

つまり、YouTube動画を無断でダウンロードすることは規約違反ということになります。

ただし、公式に認められている方法が 1つだけあります。

YouTubeプレミアムに登録し、「オフライン再生」すると、動画をダウンロード(一時保存)してインターネット接続がない状態でも再生できるようにできます。

ダウンロードする前に、動画の画質について知っておきましょう。
以下の 4つの画質の中から選択することができます:

  • フル HD(1080p)
  • 高画質(720p)
  • 中画質(360p)
  • 低画質(144p)


PCの Webブラウザで YouTubeを開き、左上の「≡」から「設定」-「オフライン」と開きます。(下図)

 

ここで、デフォルトとするオフライン動画の品質を選択します。
あるいは「毎回確認する」を選んで、ダウンロードするたびに画質の選択をするようにします。

iPhoneの YouTubeアプリでは、ダウンロードするたびにオフライン動画の画質を選択できる画面が現れますので、希望する画質を選択します。(下図)

 

それでは、ダウンロード(一時保存)してみましょう。
PC版では再生画面の右下にある「…」から「オフライン」をクリックします。(下図)

 

すると、画面下部に「一時保存中」というポップアップが現れ、「一時保存済」と表記が変わるまで表示画面はそのままにしてください。

ダウンロードされた動画は、「≡」から「オフライン」を選択すると「オフライン保存」という項に一覧表示されますので、クリックして閲覧できます。

iPhoneなどモバイルデバイスでの操作も同様で、動画の再生画面下部にある「オフライン」をタップすると、上記した画質選択画面が現れ、画質を選択して「一時保存」をタップすればダウンロードが始まります。

再生も同様で、「ライブラリ」の「オフライン」に保存されていますので、動画を見つけたらタップして再生します。

いずれの場合もネット接続していない状態でもオフライン再生します。

なお、一時保存した動画をオフラインで再生できる期間は最大 29日間だそうです。
オフライン状態が30日を超えると保存した動画は削除されます。
詳しくは、YouTubeヘルプ「YouTube Premium を活用して動画をオフラインで視聴する」をご参照ください。