前回「Webページは Shift-JIS、UTF-8 どちらが良い?」記事で、Webページの HTML、CSSファイルなどを新規に作成するなら「UTF-8」文字コードにしましょう、ということをお話しました。
強制力は弱いですが、HTML5では「UTF-8」が推奨されていますので、特にこだわりが無ければ「UTF-8」とすると良いでしょう。

それでも、以前に作成したファイルが「Shift-JIS」で書かれていたら、それを「UTF-8」にしたくなることもあると思います。
お使いのテキストエディタに文字コードの変換機能があれば、それをお使いになってください。

今回は、その一例として VSCode(Visual Studio Code)という Microsoft製エディタでの方法をご紹介します。

Shift-JISで書かれた HTMLファイルを VSCode で開くと下図のように表示されます。

 

日本語で書かれた部分が文字化けしていますね。
VSCodeは、そのファイルが HTMLファイルであると認識すると、デフォルトの設定では UTF-8文字コードとして表示します。
画面最下部を見ると、「UTF-8」「HTML」と表記されています。

それでは、このファイルを Shift-JIS で読み直してみます。
上図の「UTF-8」と表記されているところをクリックすると、画面上部に「エンコード付きで再度開く」というメニューが現れます。(下図)

 

これをクリックすると、エンコードを選択するメニューが現れます。(下図)

 

今回は「Japanese (Shift JIS) コンテンツから推測」をクリックして選択します。
すると、ファイルを Shift-JISで開きなおします。
今度は日本語で書かれたところも文字化けせずに表示されており、画面最下部でも「Shift JIS」と表示されています。(下図)

 

Shift-JISのまま編集をするなら、このまま続行すればよろしいです。

次に、これを UTF-8文字コードのファイルとして保存してみます。
画面最下部の「Shift JIS」をクリックします。
やはり、先ほどと同じメニューが現れますが、今度は「エンコード付きで保存」を選択し、保存時のエンコードとして「UTF-8」を選択します。

 

この段階でファイルの文字コードが変更されますので、もし、元の Shift-JISファイルを残しておきたいなら、予め別のファイル名とするか、別の場所にコピーしてから、「UTF-8」を選択してください。

そして、忘れずにやっておきたいのが、上図の 5行めを「<meta charset="UTF-8">」といように文字コードの宣言を「UTF-8」に修正しておきましょう。