「Snipping Tool」は Windowsパソコンに標準的に搭載されているスクリーンキャプチャアプリです。
つまり、デスクトップ画面あるいはデスクトップ上に表示されている一部領域の画面を取り込んで保存できるものです。
このアプリについては、「スクリーンショット」記事や「画面のキャプチャ」記事などでご紹介しています。

この「Snipping Tool」が、Windows 11 (22H2)アップデート適用後、このアプリをアップデートすることで、録画機能が使えるようになりました。

[スタート]-[すべてのアプリ]-[Snipping Tool]をクリックすると、操作画面が現れます。(下図)

 

これのメニューにビデオカメラのアイコンが見当たらない場合は、Windows 11のバージョンを最新版とし、Microsoft Storeで Snipping Tool (UWP版)アプリをアップデートしてみてください。

なお、従来から使っていたショートカットキー [Windows]+[Shift]+[S]を押すと、上記画面でカメラアイコンを押したときの動作となり、[Print Screen]機能のように“静止画”として領域が取り込まれます。

それでは、デスクトップ画面の全体または一部を“動画”として取り込んでみましょう。
Snipping Toolを起動し、ビデオカメラのアイコンがオンになっていることを確認し、「+ 新規」ボタンを押します。
Snipping Toolの操作画面が消え、デスクトップ画面全体が半透明の表示に替わります。
マウスでクリック&ドラッグすると矩形領域がハイライトされます。(下図)

 

矩形領域の周囲に太く表示されているハンドラーをドラッグして領域を修正することもできます。
領域が確定したら、画面上部に表示される「スタート」ボタンを押します。(下図)

 

「スタート」ボタンを押すと、カウントダウンが始まり、「0」になるとキャプチャが始まります。
ボタンが赤い角丸四角形に替わり、矩形領域が赤い点線で囲まれます。

この領域内で録画したい操作、例えばスクロール操作やマウス操作などをします。

録画を終了するには、上記赤い角丸四角形のボタンを押します。(下図)

 

左端のボタンは「一時停止」ボタンで、録画を一時停止するときに使います。

録画が完了すると、改めて Snipping Tool画面が表示され、そこに録画された内容が表示されます。(下図)

 

画面下部の「▶」ボタンをクリックすると、そのウィンドウ内で録画された画像が再生されます。
青い丸ボタンのスライダーをドラッグして再生位置を指定することも出来ます。

録画された画像を保存するには、メニュー右端の「…」から「保存」をクリック、またはショートカットキー [Ctrl]+[S]を押して行います。
保存形式は「MP4」です。