Excelの表示形式(表示書式)を使うと様々な形式で表現できますね。
例えば、下図上段のようにデータとして姓名を入力したセルがあったとします。

 

これの末尾に「様」を付けて表示したければ、それらのセルを選択し [Ctrl]+[1]キーを押して「セルの書式設定」ダイアログを出し、「ユーザ定義」で「@" 様"」と設定します。
すると、上図下段のようになります。

上図の例では、姓・名ともに 2文字でしたので揃って表示されましたが、姓・名には 2文字以外の名前もたくさんあります。
一般には、下図のように不揃いになります。

 

それでも、せめて「様」をセル内の右端に揃えておきたい場合はどうしましょう。
このときは、「ユーザ定義」で「@* " 様"」と設定します。
「@」に続いて「* 」(アスタリスク、スペース)と入力し、続けて「" 様"」とします。
こうすると、下図のようにセル内の右端に「 様」が並びます。

 

「ユーザ定義」で「*」はそのあとに入力された文字を繰り返して表示する書式記号です。
上の例では、続けて「 」(スペース)を入力していますので、「 様」の前にスペースが繰り返され、結果として「 様」が右端に揃うというわけです。

他に、会社名の後に付ける「 御中」などにも適用できます。

これの応用例として、金額の表示について右端に「 円」を表示してみましょう。
「ユーザ定義」で「#,##0* " 円"」とすると、下図のように表示されます。

 

この場合は、金額(数値)ですので、一の位も揃ったほうがよいので、表示形式「数値」を少し修正して「#,##0_ "円"」としたほうがよいでしょうね。(下図)

 

この「_ 」(アンダースコア、スペース)はスペース 1文字分の幅だけ空けるという働きをします。
なので「#,##" 円"」としても実質的に同じような表示になります。

数値の単位である「 個」、「 m」、「 冊」などの場合も同様ですね。