Windows10/11パソコンでいくつもアプリを使っていたり、Webブラウザで多くのタブを開いていると、パソコンの動作が遅くなることがあります。
特に、動画を編集したり、ネット配信の動画を観たりした後で他のアプリを起動すると、動作が重くなることがあります。
Windowsでは、アプリを終了させても使用したメモリをすぐには開放しないで、次の再実行に備えたりしています。
でも、この開放のタイミングが遅かったり、上手く解放されないでメモリを消費している状態が続くことがあります。
そうなると、続くアプリを実行しようにも、リソースが十分に使えないために動作が重くなります。

手っ取り早くこれを解消するには、パソコンを「再起動」します。
でも、動作が重くなるたびに再起動させるのは面倒ですね。

そこで、メモリ解放ツールを使います。
過去には「empty.exe」という Microsoft純正アプリがあったようですが、Windows10/11対応の Microsoft純正メモリ解放ツール「Microsoft PC Manager」が提供されています。
他にもサードパーティから類似のアプリが提供されていますが、こちらは Microsoft純正ということで今回はこれを試してみます。

まず、このツールをインストールします。
Microsoft PC Managerのページを開き、画面右上の「Download」をクリックします。
ダウンロードした「MSPCManagerSetup.exe」を開き、現れたウィンドウの左下にある枠内にチェックを入れ、「Install」をクリックします。(下図)

 

インストールが完了したら、「Launch Now」をクリックします。(下図)

 

「PC Manager」が起動したら、画面上部に現在のメモリ使用量と一時ファイルのサイズが表示されます。(下図)

 

この画面の「Boost」ボタンを押してみると、一時ファイルが削除され、その分、メモリ使用量が減りました。(下図)

 

インストール直後には、デスクトップ画面にそのショートカットが作成されるだけですので、今後使っていこうとするなら、タスクバーやスタートメニューにピン留めしておくとよいでしょう。

なお、この「PC Manager」にはメモリ開放機能だけでなく、他にも便利な機能があります。
機会を見てそれらについてもご紹介していきます。