手軽に持ち運べる文庫本にオリジナルのカバーを作ってみましょう。

文庫本のサイズは、A6判(105×148mm)で、それより一回り大きい単行本は B6判(128×182mm)や 四六判(128×188mm)となります。
一方、A4判の印刷用紙は 210×297mm です。

本のカバーとするために必要な面積には、本のサイズ(表・裏)と背表紙の幅(つまり本の厚さ)、そして折り返すための余白が必要になります。(下図)

 

理屈では、B6判の単行本でも A4判用紙を使ってカバーを作れそうですが、折り返しの部分が 1cm ほどしか取れないので、余裕を見るならやはり文庫本のカバーとするのがよいようです。
もちろん、A4判より大きな用紙に印刷できるのあれば、その限りではありません。

あとは、上図の色塗り部分にお好みの絵柄・画像などを描き、印刷して、文庫本のカバーとして装丁します。

実際には、色塗り部分のサイズより少し大きめの範囲に描画するとよいでしょう。
カバーとするために余白部分を折り返しますが、ピッタリのサイズだと白い部分が出てしまう恐れがありますので、少し大きめに描画します。

デザイン自体はお好みで決めますが、「文庫本カバー デザイン」などと画像検索すると多くのサンプルが索出され、ヒントになると思います。
また、文庫本のタイトルなどを人に知られたくないためにカバーを付けるためでしたら、単純な絵柄をコピーして作成してもよいですね。

 

なお、今回は作りやすさの観点で Wordを使いましたが、用紙サイズなど実際の寸法に換算しやすい描画アプリであれば PowerPointなどでも作れます。