Excel同様に Googleスプレッドシートでも「条件付き書式」機能を使うことができます。
ただ、少しだけ操作メニューや操作画面に違いがあるだけです。

例を示しながら試してみましょう。

空の Googleスプレッドシートを開き、A1セルに「2022/9/1」と入力、A10セルまでオートフィルします。
B1セルに「=TEXT(A1,"ddd")」と入力し、B10セルまでオートフィルします。
B1~B10セル範囲を選択し、[表示形式]-[条件付き書式]をクリックすると、画面右側に「条件付き書式設定ルール」という画面が現れます。(下図)

 

「範囲に適用」欄に「B1:B10」と記載されていることを確認します。
次に「セルの書式設定の条件」欄で「完全一致するテキスト」を選択、その下の欄に「土」と入力します。
「書式設定のスタイル」の「テキストの色」で緑色を選択すると、表データの「土」が緑色になります。

続いて、「条件付き書式設定ルール」画面の下方にある「+ 条件を追加」をクリックします。
「完全一致するテキスト」の下の「土」を「日」に変更し、「テキストの色」を赤色にします。
この時点で、表データの「日」が赤色になります。
「完了」ボタンを押すと、右側画面に 2つの条件付き書式が列記されています。(下図)

 

設定した書式をクリアするには、[表示形式]-[書式をクリア]をクリックします。

もう 1つ簡単な例ですが、数値の大小によってセルを塗りつぶしてみます。
C1セルに「=RANDBETWEEN(300, 700)」と入力。これを C10セルまでオートフィルします。
C1~C10セル範囲を選択し、[表示形式]-[条件付き書式]をクリック、または「+ 条件を追加」をクリックします。
右側画面で「セルの書式設定の条件」欄で「次より大きい」を選択し、その下の枠内に「500」と入力します。
そして、「書式設定のスタイル」の「塗りつぶし」で明るい黄色を選択します。(下図)

 

500より大きい値のセルが塗りつぶされています。

最後に、この C1~C10セルの値を使って「カラースケール」を試してみましょう。
C1~C10セルの [書式をクリア] しておき、改めて C1~C10セルを選択し、[表示形式]-[条件付き書式]をクリックします。
右側に現れた「条件付き書式設定ルール」画面の最上部で「カラースケール」を選択します。
「最小点」で「値」を選択し「300」と入力、「最大点」で「値」を選択し「700」と入力します。(下図)

 

値に応じてセルの塗りつぶしの色が変化し「カラースケール」として表示されます。

ここでは、使用する色は既定のままとしましたが、「最小点」「最大点」の右端にあるアイコンをクリックしてそれぞれ別の色とすることもできます。

今回は、「条件付き書式設定ルール」画面で簡単に設定できる書式ルールを体験してみました。
次回は、「カスタム数式」を使って、より高度な条件付き書式を使う例をご紹介します。