過去に「パスワードより PIN ?」記事でご紹介したように、Windows PCにサインインするとき、パスワードが設定されていれば、パスワードの代わりに 4桁以上の PIN(暗証番号)でサインインできるように設定できます。
長い覚えにくいパスワードを毎回入力するよりも簡単に入力でき、しかもより安全にサインインできますので、多くの方が PINによるサインインをしています。

ところで、設定はしたものの、暫く使ってきた PINコードを別のものに変更したくなることもありますね。
例えば、PINコードとして第三者が容易に類推しやすい数字、「1234」とか「9999」、あるいは誕生日とか誕生年などを設定していると、他人にサインインされてしまう恐れもあります。
そんなとき、PINコードの変更方法を知っておくと、必要な時にすぐに対応できるようになります。

以下、Windows 11での操作としてご紹介しますが、Windows 10の場合もほぼ同様に変更できます。

(1) サインインしている状態で PINをリセット

[スタート]-[設定]-[アカウント]と開き「サインインオプション」から「PIN(Windows Hello)」をクリックし、現れた「PINの変更」ボタンをクリックします。(下図)

 

「PINの変更」画面が現れますので、「PIN」欄に現在の PINコード、「新しいPIN」と「PINの確認」欄に新しく設定する PINコードを入力します。(下図)

 

「OK」すれば PINコードは変更されます。

(2) サインアウトした状態で PINをリセット

こちらは、PINコードを忘れてしまったときに対処する方法です。
Windowsのサインイン画面で「PINを忘れた場合」をクリックすると、暫く「お待ちください」と表示された後に、パスワードの入力画面が現れます。
パスワードを正しく入力すると、そのアカウントに使用しているメールアドレスに向けて本人確認用のメールが送信されます。
そのメールに記載される「一時使用コード」を「コードの入力」欄に入力し「サインイン」ボタンを押します。

指示に従って進めていくと「PINのセットアップ」画面になりますので、ここで「新しいPIN」と「PINの確認」欄に新しく設定する PINコードを入力します。

なお、パスワードも忘れてしまったときは、「パスワードの入力」画面で「パスワードを忘れた場合」をクリックし、アカウントに使用しているメールアドレスに送信されるパスワードリセットコードを「コードの入力」欄に入力します。
その後「パスワードのリセット」画面で「新しいパスワード」と「パスワードの再入力」欄に新たなパスワードを入力します。
ただし、以前使用していたパスワードは使えません。
一文字でも異なる文字を入れて新しいパスワードとしてください。