Google Chromeや Microsoft Edgeなど Windows PCで Webブラウザを使っていると、なんとなく動作が重い気がすることはありませんか?
パソコンの動作が重いときの原因は、Webブラウザのせいだけではありません。
でも、その昔から不要にブラウザのタブを開いたままにするとメモリ消費が大きくなると言われてきましたので、私は普段は多くのタブを開けることはしていません。
それでも、あちこちのサイトを訪れ調べものをするときは、多くのタブを開いて行います。

私が Chromeブラウザで既定のページとしているのは Gmailと Amebloの当団体のページです。
2つのタブを開いたところで、タスクマネージャでプロセスをチェックしてみました。(下図)

 

見てビックリ。
2つのページを開いただけなのに、Chromeブラウザについては 15のプロセスが走っています。
CPUやメモリなどリソースの消費が大きいもの・小さいものがありますが、どれが何のプロセスなのか分かりません。

そこで、Chromeブラウザに備わる「タスクマネージャ」を見てみました。
Chromeの画面右上の「…」から「その他のツール」-「タスクマネージャ」をクリックすると、Chromeタスクマネージャが開きます。(下図)

 

なお、Chromeブラウザ上で [Shift]-[Esc]キーを押すと、Chromeタスクマネージャがより簡単に開けます。

これを見ると、中ほどに「タブ:ユニコムかつしかのブログ」、下方に「タブ:受信トレイ」があり、これらが Chrome起動時に開かれた既定のタブであることが分かります。

ここに表示されるものが上記 15のプロセスだったわけです。

Webブラウザの動作が重い原因を知るには、この Chromeタスクマネージャで大きなリソース消費をしているタスクを確認することになります。

ただし、最上位の「ブラウザ」は、Chromeブラウザ“本体”ですし、その下のいくつかも必須に近いタスクなので、これらを止めるわけにはいきません。

注目すべきは、「タブ:ユニコムかつしかのブログ」から下のタスクです。
「タスク」列に表示されるタスクの名称のうち「タブ:~」または「アプリ:~」と表示されるものは、タブまたはウィンドウで表示中のページやWebアプリを示し、
「Service Worker:~」や「専用ワーカー:~」は、Webアプリの処理の一部を担っているプロセスであり、
「サブフレーム:~」は、iframeなどページの一部分の表示などを担っている(サブの)プロセスであり、
「拡張機能:~」は、Chromeの拡張機能を示しています。

これらの中でリソース消費の大きいタスクを調べ、そのタスクを停止することが出来るものであれば、そのタスクを選択し、画面右下の「プロセスを終了」を押します。

特に、「拡張機能:~」のタスクにご注意ください。
過去に導入したものの、そのままにして無用にリソースを消費しているだけなら削除しましょう。

なお、上図の既定の表示では「タスク」「メモリ消費量」「CPU」「ネットワーク」「プロセスID」の各項が表示されていますが、他にも表示できるアイテムがあります。
Chromeタスクマネージャのタイトルバーのすぐ下のところでマウス右クリックすると、表示可能な項目がリスト表示されます。(下図)

 

「GPUメモリ」や「JavaScriptメモリ」などを表示させて、重い原因をさらに詳細に調べていくことができます。

以上は Google Chromeブラウザにおけるタスクマネージャの概略説明でしたが、Microsoft Edgeブラウザもほぼ同じ作りになっていますので、同様に Edgeタスクマネージャを表示させることもできます。