オンライン会議アプリ Zoomでの画面表示モードについて、「Zoom (3)」記事では「スピーカビュー」と「ギャラリービュー」があるとお話しました。
「スピーカビュー」はその時に話している人の顔が中央に大きく映る表示モードで、「ギャラリービュー」は参加者全員(一部)の顔が並べられて表示されるモードです。

その後、「イマーシブ(没入型)ビュー」という表示モードが加わりました。

PC版Zoomアプリでオンライン会議を開くと、画面右上に「表示」という表記が見えます。
これをクリックすると「スピーカー」「ギャラリー」「イマーシブ」のいずれかの表示モードが選択できるメニューが現れます。
「イマーシブ」を選択すると、下図のように、背景画面を選択する画面が表示されます。

 

「イマーシブビュー」は、ホストがミーティング参加者のバックに 1つのバーチャル背景を配置する機能です。
バーチャル背景には、現在のところ 10くらい提供されており、そのうちの 3つだけ下図に表示してみました。

 

参加者がパネリストのように、あるいはひな壇のように並んで表示されます。
なお、各参加者は顔・上半身だけが切り取られて配置されますので、それぞれの背景などは表示されません。

また、最初の図に表示されるイマーシブビューの選択画面で、各背景画像の右下に数字が見えます。
これは、そのモードで表示できる最大人数を示しています。
例えば「25」と書かれている背景画像を選択したときは、最大 25人の参加者であればそのまま着座した感じで表示されますが、それ以上の参加者は画面上部にサムネイルで表示されます。

それから、その選択画面の「イマーシブビューを選択します」表記の右端にある「+」をクリックすると、自分で用意したカスタムイマーシブ用仮想背景を使用することができます。
ただし、カスタム画像を使うときは、参加者の顔をホストが手動で配置したりサイズ調整する必要があります。

なお、この「イマーシブビュー」は PC版Zoomアプリでホストとなっている方が設定でき、iPadなどモバイル版Zoomではホストであっても設定できません。
もちろん、PC版Zoomでホストが「イマーシブビュー」とすれば、参加者の画面表示もデバイスに依らず「イマーシブビュー」モードで表示されます。