一行の中にフォントサイズの異なる文字列を入れると、微妙に文字の配置が上下にズレる事はありませんか?
今回は、一行の中で高さ配置を揃える方法をご紹介します。

先に、使用するダイアログを示します。(下図)

 

ある段落を選択しておき、[ホーム]-[段落]-[段落の設定]をクリックして開き、「体裁」タブを開いたものがこのダイアログです。
この中の「文字の配置」欄にあるプルダウンリストを使います。

まず、下図の例をご覧ください。

 

いずれも、文字フォントは既定の「游明朝」ですが、フォントサイズを前半は 10.5pt、後半は 16pt とし、上図ダイアログの「インデントと行間隔」タブで「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」を解除してあります。
分かりやすいように、文字列を選択してグレーの背景色を付けてあります。

上図ダイアログで「文字の配置」として「自動」、「上揃え」、「中央揃え」をそれぞれ選択したものです。

「自動」「上揃え」(図示しませんでしたが「下揃え」も)では、前半の文字列と後半の文字列とで高さ配置がズレているように見えます。
上下位置を揃えるなら「中央揃え」とします。

なお、この「文字の配置」は段落単位で働く機能なので、文字単位で配置を変えることはできません。

次に、英字混じりの段落について同様に「文字の配置」を変更してみます。(下図)

 

同様に「文字の配置」により行内の文字の高さ配置を変更できます。
これはフォントのデザインに依存しますが、英字フォントでは「y」「j」のように基準線よりも下に出るようにデザインされ、かつての日本語フォントは基準線が一番下であったため、これらが混じった段落では上下のズレがもっと気になりました。
近年の日本語フォントは英字フォントとの繋がりも意識されデザインされているので、そのズレはあまり感じられなくなっています。

それでは「Word 割注と組み文字」でご紹介した「割注」文字を含めたてみるとどうでしょう。
下図は、前半の文字も 16pt にした上で [ホーム]-[段落]-[拡張書式]-[割注]としてみたものです。

 

つまり、一行の中に二行の文字を含んだ場合です。
「割注」文字と通常文字とは互いに文字配置が中央揃えのような高さになり、それらをまとめて「文字の配置」をしています。

最後に、縦書きの場合はどうでしょう。(下図)

 

今回の設定では「文字の配置」をしても、大きな違いは見られませんでしたが、基本的な動作は同じです。

なお、一行の中に二行分の文字を配置するなら上記「割注」機能を使えばよろしいですが、この他に「表」を使う、「テキストボックス」を使う、などもお試しください。