(1) 1つのセルを選択
単に、マウスでそのセルをクリックします。
離れている場所のセルなら、名前ボックスにそのセルのアドレスを入力し [Enter]するという手もあります。(下図)

 

もちろん、近くのセルなら、キーボードにある上下左右の矢印キーを使って選択しても結構です。

(2) 連続するセルを選択
例えば、B2~D6セルを選択するなら、B2セルをマウスで選択しておいて、次に [Shift]キーを押しながら D6セルをクリックします。(下図)

 

図のような小さな範囲を選択するなら、マウスでドラッグして選択しても結構ですが、できれば この [Shift]キーを使った方法を覚えてください。
仕事などで使うデータはもっと広い範囲を対象とすることが多く、ドラッグして選択するクセがつくと、画面範囲以上にマウスポインタを持って行ってビュンとスクロールして慌てることになります。
連続する範囲を選択するときは [Shift]キーを使う というクセを付けてください。

なお、先ほど同様に、名前ボックスに「B2:D6」と入力し [Enter]すると範囲選択できます。

(3) 離れているセルを選択
例えば、A1、B2、C3セルのように離れているセルを選択するなら、A1セルをマウスで選択しておいて、次に [Ctrl]キーを押しながら B2セル、C3セルとクリックしていきます。(下図)

 

これも、名前ボックスに「A1,B2,C3」と入力し [Enter]しても同様に選択できます。

(2)と(3)の連携ワザもよく使うので覚えておきましょう。
例えば、B2~B6セルおよび D2~D6セルを選択するときは、B2セルを選択し [Shift]キーを押しながら B6セルをクリック、次に [Shift]キーを離して [Ctrl]キーを押しながら D2セルをクリック、その後 [Ctrl]キーを離して [Shift]キーを押しながら D6セルをクリックします。(下図)

 

これも、名前ボックスに「B2:B6,D2:D6」と入力し [Enter]しても同様に選択できます。

(4) 一行全部、一列全部を選択
例えば、「2」行全部を選択するなら、行番号「2」をクリック、「B」列全部なら 列番号「B」をクリックします。

複数の行・列の場合も上記(2)や(3)と同様に [Shift]キーや [Ctrl]キーを併用して選択できます。
例えば、「2」行と「4~6」行を選択するなら、行番号「2」を選択し、次に [Ctrl]キーを押しながら行番号「4」をクリック、続いて [Ctrl]キーを離して [Shift]キーを押しながら行番号「6」をクリックします。

 

(5) データの先頭・最後を選択
何もデータが入力されていないワークシートの A1セルを選択し、[Ctrl]+「↓」キーを押してみてください。
「A1048576」セルに移動しました。
これがワークシートの最大行です。
同様に [Ctrl]+「→」キーを押してみると「XFD1048576」セルに移動しました。
ここが“最果て”のセルです。
また、[Home]ボタンのあるキーボードなら [Ctrl]+[Home]キーで A1セルに移動できます。
(なければ、[Ctrl]+「↑」と [Ctrl]+[←]をお使いください。)

実用上、とても大事になるのが [Ctrl]+矢印キーかもしれません。
下図のように、連続するセルの中に空白セルがある場合に、例えば A1セルがアクティブになっている時に [Ctrl]+「↓」キーを押すと、データのまとまりの最後 A5セルが選択されます。

 

その後、再び [Ctrl]+「↓」キーを押すと、次のデータのまとまりの先頭 A7セルが選択され、さらに [Ctrl]+「↓」キーを押すと、そのデータのまとまりの最後 A10セルが選択されます。

図示の都合上、狭い範囲での例でしたが、実際の大きなデータでこのように“区切り”となるセルや未入力のデータのところまで移動するときに便利です。
これをマウスのホイールを駆使してスクロールしていると見落としも出てきますので、この [Ctrl]+矢印キーも是非とも覚えてください。