Webブラウザでいろいろなページを閲覧していて、印刷して取っておきたい、印刷して友人に見せてあげたいなど、紙に印刷(プリント)したいときがあります。
でも、普通に [印刷]メニューや [Ctrl]+[P]で印刷させようとすると、ページ全体が印刷されてしまいます。
ページに表示されるナビゲーションや広告なども一緒に印刷されてしまうので、紙やインクももったいないし、不要部分が邪魔で本文に集中できないという弊害も生まれます。

ひと手間加えれば、Webページの必要な部分だけ印刷することができます。

ここでは例として Microsoft Edgeブラウザと Google Chromeブラウザでの方法をご紹介しますが、他の Webブラウザでも同様にできます。

Edgeブラウザであるページを閲覧しているとします。(下図)

 

この中の記事部分だけを印刷したいとすると、その記事部分をマウスをドラッグして選択、あるいはその部分の最初のあたりをクリックし最後の部分を [Shift]キーを押しながらクリックして選択します。

そして、[印刷]メニューあるいは [Ctrl]+[P]により印刷プレビュー画面を出します。(下図)

 

この状態では、ページ全体が印刷対象となっています。
画面左側の印刷設定領域の下部にある「その他の設定」をクリックして開きます。
開いた設定画面の下方に「オプション」欄があり、その中の「選択範囲のみ」にチェックを入れます。(下図)

 

すると、プレビュー画面に 選択した記事部分だけが表示されます。
確認出来たら「印刷」ボタンをクリックして印刷します。

Chromeブラウザでも同様な操作でできます。
同じページを表示したものが下図のようになります。

 

ここで、先ほど同様に記事部分を選択し、[印刷]メニューあるいは [Ctrl]+[P]により印刷プレビュー画面を出します。(下図)

 

ここでも、最初はページ全体が印刷対象になっていますが、印刷メニューの下部にある「詳細設定」を開きます。

その詳細設定の中にある「選択したコンテンツのみ」にチェックを入れると、記事部分だけが印刷プレビューに表示されます。(下図)

 

なお、Edgeでも Chromeでも、選択した部分をマウス右クリックし、メニューの「印刷」を選択すると、最後の図のように記事部分だけが印刷対象となります。
慣れてきたら、このほうが簡単にできて便利かと思います。

また、Webページ上の離れた部分を選択することができませんので、一つながりの部分に限られます。