Windows 10 バージョン1809以降では、管理者権限を持たない一般のユーザーアカウントであってもフォントをインストールできるようになりました。
厳密には、バージョン1803で Microsoft Storeで提供されるフォントなら、一般ユーザーもインストールできるようになりました。
ただし、ユーザーのホームフォルダ以下にインストールする必要があります。

バージョン1809以降では、Microsoft Store経由ではなくメディアやネットから提供される通常のフォントもインストールできるようになりました。

まず、Microsoft Storeで提供されるフォントのインストール方法を見ておきましょう。

タスクバーにある「Microsoft Store」アイコンをクリックします。
(見当たらない方は、[スタート]メニューから「Microsoft Store」を開いてください。)
開いたら、右上の検索アイコンをクリック、検索欄に「font」または「フォント」と入力して検索します。
そして、下図のように検索結果が表示されたら「新しいフォントを探す」ボタンを押します。

 

新しいフォントが一覧表示されますので、インストールしたいフォントをクリックします。(下図)

 

中には有料のものも含まれていますので価格表示されているか「無料」と書かれているかご注意の上 進んでください。
フォントを選択すると、続いて無料であれば「入手」ボタンが表示されるので押してインストールします。

続いて、一般のフォントのインストールを見てみましょう。
ここでは、一例として Googleが無料提供している「Google Fonts」をイントールしてみます。

Google Fonts」のページを開きます。(下図)


ここには、たくさんのフォントで例示されたサンプルが一覧できるので、インストールする前にどんな書式なのか確認できます。

画面上部に「カテゴリー」「言語」「フォントのプロパティ」というフィルターがあります。
もし、日本語のフォントをお探しなら「言語」で「日本語」を選択して表示させたほうが絞りやすくなります。

また、画面の最上部にある「文」と表示されるところで「アルファベット」「段落」「数字」「カスタム」を適宜切り替えることでよりそのフォントの特徴が識別できるのでお試しください。
特に「カスタム」を選択し。隣の「何かを入力」欄に、例えばご自分の名前などを入力してみると良いかもしれません。

検索されて表示されるフォントに対してこれらのフィルターを施して見るだけでなく、それぞれのフォントでフィルターを施すことも出来ます。
下図は、1つのフォントについて、フォント名の下あたりにマウスポインターを合わせて表示されるフィルターのうち、左側を「段落」とし、中央の「スタイル」のメニューを開いたところです。

 

また、右下にある「標本を見る」をクリックすると、より詳細にフォントの仕様を見ることができます。

そして、各フォントの右上にある「+」をクリックすると、画面下部に「1 Family Selected」と表示されます。
これをクリックし、下図のように開いた画面の右上にある「ダウンロード」ボタンを押し、「Download」をクリックします。

 

選択したフォントファミリーは *.zip という拡張子のファイルとしてダウンロードされます。
(上記の例では「Noto_Sans_JP.zip」)

この zipファイルを適当な場所で解凍し、フォントファミリーをすべて選択し、右クリックします。
現れたメニューには「インストール」「すべてのユーザーに対してインストール」があり、前者を選択すると現在のユーザーの環境で使えるフォルダにインストールされ、後者では全ユーザーが使用できる共通の場所にインストールされます。

なお、現在の Windows 10バージョンでは、より簡単なインストール方法も提供されております。
[設定]-[個人用設定]-[フォント]と開き、先ほど解凍したフォントを「フォントの追加」欄にドラッグ&ドロップすればインストールできます。