前回「リンクの張り方」では、ジンドゥーで作っているホームページのコンテンツにリンクを張る方法をご紹介しました。
今回は、もう少し細かい方法を駆使して より所望のリンクを張ってみたいと思います。

1. 新しいタブで開く、同じタブで開く

前回にも書きましたが、ジンドゥーのリンク機能は既定では、「内部リンク」では現在のタブに上書きするようにリンク先のページを表示し、一方「外部リンク」では Webブラウザに新しいタブを開いてリンク先のページを開くようになっています。
これを変更してみましょう。

「文章」コンテンツなどリンクを張れるコンテンツでは「</>」ボタン(HTMLを編集)が使えます。
下図は、文章の 2ヶ所にそれぞれ内部リンクと外部リンクを通常の方法、つまり鎖アイコンでリンク設定した文章コンテンツで、「</>」ボタンを押したときの画面です。


(赤い下線は筆者が付記したものです。)

図中、上側の赤線部分が「外部リンク」で「http://www.jp.jimdo.com」へのジャンプができるようにしています。
この中に「target="_blank"」という文字列が見えますね。
これが設定されていると、「新しいタブで開く」という動作になります。

図中、下側の赤線部分「内部リンク」にはその設定がありませんね。
ないので、既定の動作、現在のウィンドウにリンク先のページを開きます。

これは HTML言語で規定されるリンクの「target属性」というもので、いくつかあるのですが、よく使われるものは上記の「target="_blank"」と「target="_self"」でしょう。
後者は既定の動作なので、通常は設定しないことが多いです。

「</>」(HTMLを編集)ボタンで開いた上図の画面は、文字を書き入れることができますので、変更したいリンク部分に設定すれば変更できます。
(タイプミスなどには十分ご注意ください。)

2. 内部リンクで所定の場所を開く

設定したあるリンクをクリックすると、リンク先(着地点)のページの先頭ではなく、設定した場所からページを開けるようにします。

簡単な例を示します。
あるページの中頃に文章コンテンツを挿入し適当な文章を書いておきます。
ここが着地点、つまりリンクをクリックすると、ここがページの最上位に表示されるという設定をしようとしています。
この文章コンテンツにある「</>」(HTMLを編集)ボタンをクリックすると、上記の例と同様に HTML のソースコードが表示されます。
そのソースコードは、開いた直後は 「<p>ここに‥‥‥書き入れます</span></p>」だけの 3行でしたが、下図のように「<div id="xyz">」と「</div>」をその前後に書き入れて保存します。

 

「xyz」という文字列は任意ですが、ページ全体で一意である(重複させない)必要があります。

他の記載も可能ですが、一例としてご覧ください。
これは「id属性」といって、要素(コンテンツ)に対して固有の識別名(ID)を付与するものです。
上図のように設定すると、その文章コンテンツに「xyz」という一意の名前が付けられます。

次に、ページの最後あたりのコンテンツでその文章コンテンツへのリンクを張ってみましょう。
あるコンテンツ中に文字列などを選択し、通常の方法で内部リンクを張ります。
この例では同じページでジャンプさせるので、内部リンクのページ設定は現在のページとしておきます。
「リンクを設定」したら「</>」(HTMLを編集)ボタンをクリックしてソースコードを開きます。
そして、下図の赤い下線のように「<a href="/app‥‥7a0/" title=‥‥」のリンク先を表す「" "」で囲われた最後の部分に「#xyz」と書き入れて保存します。

 

「xyz」は上記着地点の設定で付けた名前で、それに「#」を付けます。
こうして、プレビューモードなどでページ最後にあるこのリンクをクリックすると、ページ途中の文章部分がページの最上位に表示されるようになります。

もちろん、これは別のページの指定場所へのリンクでも使えます。

3. ナビゲーションにリンクを張る

ナビゲーションは本来そのホームページの各ページにジャンプできる重要な機能です。
でも以下の工夫をすると、外部ページへのリンクも可能になります。

「ナビゲーションの編集」を開いて、新規ページを追加しましょう。
そして新規ページの名前を適当に設定します。
ここでは「リンク」としてみました。
単に「リンク」として保存すると、ホームページに「リンク」という新しいページが追加されるだけですが、「リンク::_::(URL)」というようにリンク先の URLを「::_::」に続いて書き入れます。
(「(」「)」は不要で、URLだけを書き入れます。)

 

すると、ナビゲーションでの表示は「リンク」だけですが、プレビューモードなどで「リンク」をクリックすると、指定した URLのリンク先にジャンプします。

別のホームページにある関連ページに遷移させるときなどに便利でしょう。