「micro:bit」は BBC(英国放送協会)が主体となって作った教育向けのマイコンボードです。
そして、その教育の普及・推進を micro:bit教育財団(Micro:bit Educational Foundation)が担っています。
財団は非営利団体(NPO)で、BBCの他、ARM、Amazon、Microsoft、Samsungなど様々な企業や大学・学会が事業をサポートしています。

micro:bit教育財団のトップページがコチラです。
ページの下部にサイトマップがあり、いろいろな情報に跳べるようになっています。
ここでは「micro:bit」を使って Block Editorでプログラムの学習をするのが主題ですので、「はじめよう」をクリックするか、コチラにアクセスしてその手順を眺めてみましょう。

「マイクロビットを簡単に使うための5つのステップ」というページが開きましたね。(下図)
順番に見ていきましょう。

 

最初に、お使いの端末を選択します。
「Windows」「macOS」「Linux」「モバイル/タブレット」のいずれかを選択できるようにボタンがあります。(下図)

 

ボタン上部の説明を読むと、Chromebookや Raspberry Piでもプログラムできるようです。
今後、機会があればトライしてみましょう。

さて、ここでは とりあえず「Windows」パソコンで操作する手順を見ていきますが、「macOS」「Linux」の端末についても大きな違いはありません。
ただし、「モバイル/タブレット」については開発環境や接続方法などが違うので、回を改めてご紹介していきます。

「Windows」を選択すると、5つのステップが表示され、それにしたがっていけば「micro:bit」にプログラムすることができます。

「ステップ1」は「Windows PCとつなぐ」とあります。
「micro:bit」をお持ちの方は、USBケーブル(A-microBタイプ)を使ってパソコンと接続します。
まだ「micro:bit」をお持ちでない方は、そのまま「ステップ2」に進みましょう。

実は、このページで提供されるプログラム・エディターでは、「micro:bit」がなくてもプログラムの動作がパソコン画面上で確認できるようになっています。

「ステップ2」でプログラムすることができます。
ここでは「Pythonエディター」「MakeCodeエディター」のいずれかが選択できます。(下図)

 

前者は Python言語を使用してテキストベースでプログラムするもので、今回の趣旨であるブロックを使用してのプログラミングは後者の「MakeCodeエディター」を使います。
「MakeCodeエディター」をクリックし、その下にある「プログラムする」をクリックしてください。

「ホーム」と書かれたページが開きましたか?
次回から直接このページを開くならコチラをクリックしてアクセスするか、ブックマークしておいてもよいですね。

このページの最上部にある「マイプロジェクト」には、過去に作成したプログラムが一覧表示されています。
その下に「チュートリアル」のところには、簡単な練習用プログラムが並んでいます。
とりあえず「点滅するハート」をクリックし「チュートリアルを開始」をクリックしてみると、「点滅するハート」プログラムの作り方がアニメーションとして表示されます。

画面上部の数字ボタンや左右の「<」「>」で前後できますので、確認しながら読み進めていけます。

「チュートリアル」が終わったら、下図のような画面になり、いよいよプログラミングです。

 

画面左側に使用できるブロックの分類が表示されており、ここをクリックし必要なブロックを右側の画面にドラッグして取り出します。
例えば「基本」の中にある「LED画面に表示」ブロックをドラッグしてみましょう。
そして、すでに右側画面内にある「ずっと」ブロックの内側にドラッグしてみると、磁石で吸い付けられるようにスイっと中に納まります。
同様にして、もうひとつ「LED画面に表示」ブロックを、先ほどの「LED画面に表示」ブロックの下にドラッグします。

続いて、上側の「LED画面に表示」ブロックにある 5×5マスをクリックしてハートマークを描きます。(下図)

 

画面左下にある「micro:bit」のシミュレート画面でハートマークが点滅していると思います。
このプログラムは「ずっと」ブロックで挟んだ内容を、文字通り「ずっと」実行し続ける構成です。
もし、動作確認でき、プログラムを終了するなら、画面左下にある「■」ボタンを押します。
再び開始するなら「▶」を押します。

実機である「micro:bit」を接続している場合には、そのプログラムを「micro:bit」にダウンロードしてあげる必要があります。
その方法は次回にお話しします。

画面左上にある「家」アイコン(ホーム)をクリックすれば上記の「ホーム」画面に戻ります。
ここで「マイプロジェクト」欄を見ると、先ほど作成していた「点滅す…」が表示されていますね。
そうなんです、特別に保存操作をしなくても「マイプロジェクト」に記録されていますので、次回に続けてプログラミングしたいときでも、この「ホーム」ページから再開することができます。