時が瞬く間に過ぎ去り、すでに忘却しつつ
あるけど、忘れてしまう前に少しだけ
写真整理

早々と春の訪れを感じた頃、温泉と海鮮を
求め尾張へ
そして、もう一つの目的、一度訪れて
みたいと思ってた徳川美術館。
この美術館は尾張徳川家2代目の
隠居所の大曾根別邸の跡地に昭和10年
に19代目当主が創設した私立美術館。
初めてだったから、こんなにすごい
敷地であることに驚いた


幸い収蔵品は予め疎開させてて
助けかったそう。
戦後、建物と庭園は再建したらしい。
それがこんなに広大とは


特に戦国武将ファンでないけど、
甲冑はカッコいい。
それも、家康公由来の物とあれば、
スルーできない

でも、今回の目的はコロナ明けで
3年ぶりに公開される尾張徳川家に
嫁いだ3代に渡る夫人の雛飾り。
もうこの頃は桃の節句は終わってたけど
旧暦で祝うそうで4月2日までの展示。

大正~昭和に嫁いだ19代~21代の
奥方の嫁入り道具のお雛様の数々や
精巧に作られた丁度品などが豪華に
展示されてた。
館内は撮影禁止で、これは玄関に
飾られてた物。
お雛様が目的だったけど、それ以外の
尾張徳川家が所蔵している信長公や
家康公の直筆の手紙や家康公の頃から
の家具や調度品、刀などの家宝も
沢山あった。
ずっと関西に住んでると奈良や京都で
そういう物は多々目にしてるけど
直筆の手紙の保存状態の良さに驚愕した。
今まで関西エリアのお寺や展覧会で
観たものは虫食いや紙の劣化の激しい
物が多かったけど、この美術館の物は
例えるならおばあちゃんが仏壇に
仕舞ってる経本くらいの状態で文字
が普通に読めた。
他にも本願寺の最近塗り直した
門みたいな漆塗りに金箔の豪華な
家具や国宝源氏物語絵巻を詳しく
解説した部屋など、、
劣化を感じない圧巻のコレクション
の数々。滅んでない徳川家の凄さを
実感した

江戸時代は代々日常的に使い続けてた
大名道具が10万点程あったけど、
明治維新で手元を離れた物も多く
売りに出された物等を買い集め、
現在は約一万点程の所蔵だそう。
そして、京都でもよく聞く話で市
からの補助が出るのは国宝や重文
に指定された品のみで、大多数は
自費で修繕してるそう。これ程
の数を状態良く管理してるのは
本当に凄い。
お雛様以外は適当に観るつもりで
あまり時間を取ってなく、それ程
ゆっくり観れなかったけど時期に
より展示物も変わるし、また今度
観に来たい

徳川美術館の敷地には、美術館以外に
池泉回遊式庭園の大名庭園があり
これも楽しみにやってきた


続きます~