先日、松尾さんへお詣りして、
お蕎麦をいただき、帰りの参道を歩い
てると、鈴虫寺へ0.7kmの道しるべ
が目に入った。
いつもは、そんなに時間もなく駅に向か
うけど、この日はまだお昼で運動がてら、
少し歩こうと思い立ち、鈴虫寺へ
ところが、閑静な住宅街を歩き始めると
間もなく、月読神社があり、松尾さんの
摂社とは知ってたけど、あまりに立派
で、少し寄って見ることにした
色々とお祀りされてます
実は鈴虫寺への道のりで、何度か通って
はいるけど、立派すぎて、先を急ぐため
いつも素通りしてた
まず驚いたのがこのご由緒。
月読神社の月読尊、神話の神様の誕生
の最初の方の神様で、何する神様か
知らなかったけど、相当に古く元は
壱岐島の海の神様だったようです。
日本書記によると、487年に阿閉臣
事代が顕宗天皇の命を受け、任那へ
赴任した際に月読神が現れ、自国に
祀れば幸があると言葉を賜り、天皇に
相談して山城国葛野郡の歌荒樔田
(うたあらすだ)の地に社を創建。
その後、おそらくは山城国と深い
繋がりをもつ秦氏が関わり、
856年に松尾山南麓の現在の地へ。
山城への勧請は、その当時、朝鮮半島
と中央政権との関係において、対馬・
壱岐との関係が重要視されてた経緯
などが考えらるようです。
古代京都の神話信仰や渡来文化を
考える上で重要な意味を持つ神社
として、史跡に登録されています

メルヘン的な名前のイメージとは
違ったけど、古代ロマンの歴史の
勉強になりました

少し階段があるし、→松尾大社へ
もしくは→鈴虫寺へ道沿いで寄る方
は少ないようで、境内は空いてた。
でも、無人ではなく掃除する神社の方
がいたり、チラホラと参拝に訪れる方も

門をくぐるとサルスベリが咲いてます

解穢の水
初めて目にする言葉ですが、手水の習慣
が伝わった頃はこう呼ばれてたのかな。
本殿。
薄曇りで、日が照ってるからか、
上手く撮れなかったので、こんな
感じに。
御船社
5月の松尾祭の時には、神幸祭前日に
ここで行われる船渡行の安全を祈る
「渡御安全祈願祭」から始まります
そして、月読社の神輿は通常のもの
と違う唐櫃です。
月読神社と松尾大社の関係も興味深く
古くからの歴史を感じます
聖徳太子社
月読尊を崇敬した太子の霊を祀ったもの
だそう。
結びの木
こちらも縁結びで人気のようです

あと、他のご利益は神功皇后ゆかり
の安産信仰の発祥の石、「月延石」
を御奉祀することから、安産祈願で
有名なのだそうです

木の下に名前書かれた白い石が沢山
置かれてました

そして、階段少し上がったとこから
の見晴らし

聳え立つご神木と東山が遠くに見えてます

そういえば、中秋の名月、晴れて良かった

明るく輝く月夜

月読さんで光の加減で、上手く撮れな
くて、試しにカメラの設定みてみたら、
満月が綺麗に撮れた

まさか自分のカメラで、こんなの撮れ
ることに驚いた。
面倒がらず、もっと早くやっと
けば、良かった

でもそんな事がなければ、設定の確認
をしようとなかなか思わず、簡単オー
トで撮り続けてたし、月の神様の
お導きかな
