対戦は平行線をたどり
お互いあと一歩で勝ちを決めることができる
あと一歩……
私は最後の一手を指さなかった
いや
私は指せなかったのか
それともやはり指さなかったのか
それは今となってはわからないが
ただ一つ
私が最後に指せなかったのは
きっとその先に進む覚悟がなかったから
私には
その先で
戦う覚悟が無かったから
だから最後の一手が指せなかったのだと
そう思う……
僕たちは常に自分自身を演じている
その時々の状況に合わせて
自分で考えた役を演じる
やりたくない配役をもらうとストレスを感じる
主役を狙っていたのに脇役になれば文句を言う
いや、文句を言わない人もいるね
脚本は渡されていない
アドリブで演じよ
登場人物は思考の全てを発言するわけではないこ とに注意せよ