移り行く時代の中でも時が止まってるものがある。「お座敷☆拓郎祭り」@富士海山幸
昨夜は初の試み「拓郎祭り」でした。
めちゃめちゃ楽しかった。
井上ともやすさんという歌うたいの方は、オリジナルも素晴らしいものがあるんだけど、どうしてもこの拓郎カバーが全国的にも有名で、そちらの仕事の方が多いんじゃないんでしょうかね。
6年くらい前にオリジナルのステージは観ていますが、拓郎カバーは去年暮れの小田原ジーズキャフェでの「拓郎ナイト」に出させてもらった時に初めて観ました。
「拓郎の声質に似た方が、拓郎のカバーを歌う」くらいにしか思ってなかったんだよね。
しかし、生で聴いたともやすさんのカバーは、決して声が似てるわけじゃないと思うけど、本物の拓郎があたかもそこにいるような錯覚に段々になって行きます。
初期の頃の拓郎は、勿論弾き語りも沢山やっていたけど、30代の頃からはフルバンド付けたりするコンサートの方が圧倒的だったから、それ以降の楽曲を弾き語りで聴く事はまず無くて、ともやすさんはそういう楽曲を弾き語りでやってくれるわけです。
ギターもブルースハープも超絶上手いから、そういう世界観を表現しちゃうわけです。
僕の好きな「素直になれば」を聴けたんですが、ブルースハープとギター一本で拓郎本人の楽曲の魅力を完璧に伝えてました。
拓郎の歌って、正直難しいし、歌ってる人は「歌えている」錯覚をおこしてるだけで、個性が強すぎるから近づけないんですよね。
今回のましゅまろままのように、実力のあるミュージシャンは自分なりのアレンジで、トリビュート出来るんですが、似せるのは難しいです。
ともやすさんの歌を聴いてると、「似てる」「似てない」の論議ではなく、そこに拓郎の楽曲が、スンナリと違和感なく楽しめてしまうわけです。
なので、若い世代の方は拓郎を知らない方も多いんだろうけど、そういう人が聴いても充分に楽しめると思います。
僕も自分の企画では、常に新しい刺激あるミュージシャンを楽曲を求めてはプレゼンしていますが、変わらぬ憧れというのが、どこかで身体の中にちゃんとあるんだなと思いました。
同世代の方達も、個々にそういう部分をお持ちなんでしょうね。
ただ、「懐かしい」だけで聴いたり歌ったりするのもいいけど、今回のともやすさんのように、今現在リアルに感動させるクォリティというのを、企画するには求めたいです。
そんな意味でも、年一回くらいはこのイベントやりたいと思いますね。
TOPは僕です。
実は拓郎は最近全然歌ってないから、結構汗かきました(笑)
ヒーローズさん。
かつては松本で、相当の人気があったという筋金入りの拓郎ファンで歌うたい。
脳梗塞で身体半分麻痺が残っているが、遂にステージ復活でした。
ましゅまろままのまみりんとのユニット「伽草子」
ヒーローズさんの人生そのものが声となって、佇まいとなって、響きます。
ドカンズ88こと福井コウダイさん。
メジャーにいた頃、NHKで拓郎本人に逢えたという羨ましいお話。
拓郎カバーに苦戦していたが(笑)、拓郎の楽曲の中でも特に難しい歌ばかり選んでると、ともやすさんから指摘(笑)
「夏休みから始めなさい」と言われてました(笑)
でも、福井コウダイさんは、かなりいい歌い手だと思います。
レアなましゅまろままの拓郎カバーを聴けたのはラッキーだな。
まさかのあの曲たちを、アルパで演奏してしまうとは。
ちなみに、まみりんは松本ではともやすさんには何度も会ってるらしいが、拓郎を歌うのではなく、語っていたそうです(酔って)
なので、今回のカバーはともやすさんも初めて聴いて驚いたと思いますよ。
ましゅまろままの東京ワンマン、企画します。
もう予約開始しています。
急いだ方がいいかも。
そして、タップリと井上ともやすさんのステージ。
進行のテンポも速いから、かなりの曲数を聴けたけど、どれも極上。
MCは拓郎よりも上手いね(笑)
今日からご本家拓郎さんのツアーが始まるが、当然ともやすさんも行くらしい。
会場前で「王様たちのハイキング」の衣装で歌ってるともやすさん観れるかもね(笑)
ともやすさん、お忙しい中をありがとうございました。
次に繋げますね~。
海山幸のマスター、金井さんありがとうございました。
お客様もありがとうございました!