皆さまこんばんは!おちゃです!
私が京都府民として、他府県から京都に遊びに来た方に「ここは絶対に行った方がいい」とお勧めしている神社がいくつかあります。その1つが、今回ご紹介する貴船神社です。

貴船神社

盆地で夏は溶けるほど暑い京都の中で、貴船・鞍馬は避暑地として有名です。
しかーし!避暑地といっても最近は京都の中心地とほぼ気温は変わりません、、、
蒸し蒸ししていますし、何と言っても涼しい屋内には食事をするとき以外は入れませんので、むしろ余計に暑く感じるかもしれません…
何と言ってもここ、正直アクセスはかなり悪いです。
京都駅周辺で宿泊されている方なら京都駅から京阪の七条駅へ(徒歩移動)、七条駅から出町柳駅(終点です)、京阪出町柳駅から叡山電鉄へ乗り換え、叡山電鉄で貴船口まで乗ってそこから、徒歩かバスを使ってようやく到着です(京都駅から出町柳駅までバスもありますが、遅延や人が多く座ることができないのであまりお勧めはしません、、)。
おちゃは毎回頑張って歩いていますが、暑い中歩くにはかなりしんどい距離です、、
ですが、そんな不便さを乗り越えてでも是非足を運んでいただきたい神社なのです!
それではそんな貴船神社の歴史をお話しますね!
貴船神社の創建と水の神様

貴船神社は全国におよそ2000社も存在する水神の総本社です。
そして、読み方なのですが貴船神社の建つこの地域は貴船(きぶね)というのですが、神社に限っては貴船(きふね)と読みます。
「なぜ、そんなややこしいことに、、、、」
案内する際、いつも言われます。正直私も思っていました。
しかしちゃんと意味がありまして、清く美しい水を連想させるために「ぶ」から濁点をとって「ふ」と読むようになったと言われています。納得ですね!
さて、貴船神社の歴史についてですが、いつ建てられたのか。
正確な年代については分かっていません。
しかし、貴船神社に伝わるお話によるとどうやら第18代天皇である反正天皇の時代、つまりは433年〜437年の5年の間とされています。かなり歴史のある神社ですね!
そして、この神社は水神様が祀られていると書きました。水神様の中でも、
水の供給を司る神様[=高龗神(たかおかみのかみ)]が祀られています。
残念ながら元々の社殿は1045年7月に洪水によって無くなってしまったので、現在の貴船神社は1055年に少し場所が移されて再建されたものになります。
元々お社のあった場所は初代天皇で天照大神の末裔である神武天皇のお母様、玉依姫命が黄色い船に乗り、現在の大阪湾に注ぐ淀川から鴨川、そして貴船側を遡って上陸した場所だとされています。
とんでもない距離です、、、しかも遡るって、、、、想像するだけでも疲れます、、、、
そんな、場所で水神様を祀ることにしました。
ところで水神様のお名前、聞いたことありましたか?
実は結構有名な神様なんです!!
(以下、神様の名前はカタカナ表記にさせていただきます)
イザナミノミコトは自らから生まれてきたヒノカグツチの火によって死んでしまいます。
怒ったイザナギノミコトは怒ってヒノカグツチを斬り殺してしまいます。残酷です、、、
そのヒノカグツチですが、斬られた際に『日本書紀』では3人の神様が誕生したということが記されています。
そうなんです!!!その一人がこの高龗神なんです!!!
結構複雑になってしまうので名前は省略しますが、高龗神には娘がいて、その娘さんの子供のそのまた子供、さらに子供の子供、つまりは玄孫(孫の孫にあたります)が、かの有名な大国主命になります。
有名だの何だのと言いましたが実は高龗神、そんなに何をしたのかという記述なんかはありません。
でも、この「龗」という字、何だか「龍」という字に似ていますよね。実は「龍」の古い表記で意味は同じです。
龍の祀られている神社の近くには大きな池があったり、美しい川があることからもわかるように、龍は水を司る神様として信仰されてきました。
何だかかっこいいですよね!龍ですよ!!龍!!!!!奥底に眠っていたはずの厨二病の血が疼きます!!!!!
水といえば、水占みくじですよね!!!貴船神社の名物の1つです!!!水につけると文字が浮かび上がって来るおみくじです!!やらないという選択肢はない!!!

ちなみに私は本当に前世は凶悪犯罪者だったのではないかと思うぐらいには凶が出ます、貴船神社はこれで3度目の凶…
「わしが何をしたっつーんですかぁ、、、、神様ぁ、、、、、、うをぉぉおぉおおぉおぉぉおん(´༎ຶོρ༎ຶོ`)」
しかし、諦めませんよぉおお!!!!来年こそ、来年こそは大吉を出して見せるんじゃい!!!!
今のうちから徳を積みに積みまくっておこうと思います!はい!!
さてさて、「水の神様なのでご利益は水に関することだけかー。あんま興味ないなー」
と思われたあなた!!!!そんなこたぁありませんよぉ!!!!
実は貴船神社、さらに奥に進むと中宮と奥宮があります。つまり、一番上の写真は本宮ということになります。
奥宮は本宮と同じく高龗神が祀られているんですが、中宮(結社)には神社で貰いたいご利益ランキング第2位(※おちゃ調べ)の良縁結びの効果があるとされています!!!!
磐長姫命の結婚

実はこの中宮に祀られているのは磐長姫命[いわながひめのみこと]という神様なのですが、何とも悲しい物語が、、、
磐長姫命、実はブサイクな女神様として有名です。
ある時、ニニギノミコトという神武天皇の曽祖父にあたる神様に嫁ぐ事が決まっていました。
しかし何という事でしょう。一緒に嫁ぐことになった磐長姫命の妹、コノハナノサクヤビメが美しかったんですねぇ、、、
そうです。磐長姫命はニニギノミコトからブサイクだったからという理由で嫁になることを拒絶、捨てられてしまったのです。
ニニギノミコト…ルッキズムの象徴みたいな男だな……許せんですよ……
磐長姫命の父親であるオオヤマツミノカミってこう言いました。
「石長比売(=磐長姫命)を差し上げたのは天孫が岩のように永遠のものとなるように、木花之佐久夜毘売[コノハナノサクヤビメ]を差し上げたのは天孫が花のように繁栄するようにと誓約を立てたからである」
つまりは、磐長姫命を捨てたのだからお前の天孫が永遠のものとならないようになるぞ!=寿命が短くなるぞということですね!
そして、やっぱり磐長姫命も怒りました。だから、磐長姫命は『日本書紀』でコノハナノサクヤビメとニニギノミコトとの間にできた子を呪ったと書かれています。
人間が短命になったのはこれが起源だとされています。恐ろしいです…
こうした、他の神を呪うという伝承がある神を祀っていることから、怖い噂もちらほら…
「貴船神社」で検索してみてください。「行かないほうがいい」という検索候補がありますよね。
これはカップルが行くと、磐長姫命に嫉妬され別れさせられるという噂があるからだったりします。(中宮まで行かなければ平気だと思います)
まあ私には関係ありませんがねぇ!!!キイィィイィイィィイィィィ!!!!!!!!
しかし、おひとり様のあなた!!!朗報です!!!!
磐長姫命は「醜い私に会うためにわざわざ本宮から奥にある中宮まで来てくれた…!」
そういう思いから良い縁を結んでくれるのだとされています。
だから、縁結び神社としても有名なんですね!
夫の愛を取り戻したい和泉式部もやってきた!
そして、さらっと流そうとしてしまいましたがちゃんと奥宮の話もします。

この鳥居の裏に小さな橋がかかっているのがわかるでしょうか?
そしてそのすぐそばにある立て看板に「思ひ川」と書いてあります。
和泉式部はこの貴船神社へ赴き夫の愛を取り戻そうとしたというお話があります。
この場所かどうかは不明ですが、ここに流れる川で身を清めました。
当時は「禊の川」や「物忌みの川」と言われていましたが、和泉式部がこの川で身を清めた際に詠んだ句から「思ひ川」と呼ばれるようになったのだとか。
遅桜 なほもたづねて 奥宮 思ひ川 渡ればまたも 花の雨
何だか洒落た句を読んでやがります。意味はそのまんまです。
え、?口調が何だか冷たくなった?
そりゃそうですよ!!!今からすれば相当貞操観念が狂っている平安時代。なんてったって夜這いから恋が始まるのがナチュラルですからね!!!!そんな時代にかの有名な藤原道真から「浮かれ女」と言われたやつです。相当な小悪魔系だったんですね、これが。
まず最初、橘道貞と結婚した和泉式部。子供も生まれ結構順風満帆な新婚ライフを送っていました。
しかし、この和泉式部、まぁモテるんです。モテにモテまくり、順風満帆だった生活を狂わすことになります。
冷泉天皇の第三皇子である為尊親王から言い寄られ、不倫してしまいます。
親王と中流階級の和泉式部との恋愛。だいぶ身分違いの恋です。
まあ当然、離婚ですよ。父親も激怒、勘当されちゃいます。
さらに、為尊親王が急死。
だがしかし!!和泉式部、もう恋なんてしないなんて〜言わないんです!!!!絶対!!!!!
何と間も無くして和泉式部のもとを訪れた為尊親王の弟、敦道親王と恋仲になってしまうのです。
為尊親王の死を悲しむ間も無く、敦道親王との恋の駆け引きを楽しみ、日記に書いています。本格的にやべえ奴です。
しかし、そんな敦道親王も程なくして亡くなります。
その後しばらくは大人しく仕事をしていましたが、30歳頃に藤原保昌と再婚します。
詳しい原因については文献に記されていませんが、夫婦関係はかなり悪かったよう。まあ容易に想像できます。
この時ですね。上の句を詠みました。どうやら、今度はしっかりと関係修復をしようとしたみたいです。
こちらの話の続き、実は人によって解釈がまちまちで「夫婦仲が良くなった」とする人もいれば「夫婦仲はそのまま、ご利益はなかった」とする人もいるようです。(ご利益なしの説の方が有力です)
しかしながら、藤原保昌が和泉式部にとって最後の旦那さんでした。
モテにモテまくった和泉式部…ぜ、全然、羨ましくなんて、無いんだから!!!!!!!!
七夕祭り

さて夏に貴船神社に来た際、是非オススメしたいのが、貴船神社の七夕祭りです。
7月1日から大体8月の中旬まで開催されています。
私は絶望的に写真のセンスがないので、微妙に見えますがかなり立派です。
短冊には100円で願い事を書くことができます。
私は年々悪化する知覚過敏が治るようにと願いを書きました。まだ願いはお星様には届いていないようです。
夜はライトアップもあります!本当に綺麗ですので是非見ていただきたい!!
貴船といえばの川床!

やはり貴船といえば川床です。
川のすぐ上に床があり、ちょっとひんやり。間近に川が流れているのでその音や景色から、目と耳からも涼むことができます。
ただご注意いただきたいのが店選び。
特にお盆中になると予約席しかない場所も!事前予約はほぼ必須です。
お値段はランチでも平均7,000〜8,000円、いや最低でも1万円は用意したほうが安心です。
かなりお高いです。
ちゃんとそうめんやお蕎麦などのお安いものもありますが、お盆時には尋常じゃなく並びます。最低でも2時間ってところです。
しかし、高い料金を払っても、長い待ち時間があってもそれでもお釣りが返ってくるくらいのいい思い出になること間違いなしです!
たくさんお店がありますので、是非貴船に行かれる方は事前に検索してある程度目星をつけてから行かれることをオススメします!
おわりに
マイナーというわけでもないのですが、やはりアクセスがそれほど良くないので時期をずらせばほぼ貸切状態で参拝することもできます。
何より大自然の中の神社は格別に空気がうまい。
それにちょっとした異世界に行ったような、そんな気になれるような気がします。
今回はあえて写真を載せませんでしたが、御朱印。ちゃんとあります。
一言で言うと、シンプルイズベストです-_-b
そして、私が貴船神社を訪れる際、必ずセットで行くのが鞍馬寺です。
こちらは叡山電車で一駅先に進むとあります。かなりのパワースポットで非常に美しい場所ですが、神社日記なので詳しいお話は省きます。
しかし、鞍馬寺の中に由岐神社という神社があり、そちら合わせてまた別の機会でお話しできればと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
それではまたお会いしましょう!