プレミアムバンダイのガンプラ販売への疑問(3)
【怒り… Premiumとは名ばかり!】
英和辞典でPremiumの意味を調べてみますと,こうあります。
[形容詞](商品が)品質が良くて高価な,高級な
つまり,プレミアムバンダイというのは,市販品よりも良い品質で高級なものを販売するという通販サイトであるという位置づけなのでしょう。
しかし,その名称に疑問符をつけたくなる商品が多いと思います。あっしが購入したもので,「これはちょっと…」と思ったものを例示してみましょう。
[例1]MGヘイズル改 ●ベースキット…MGガンダムMk-ⅡVer.2.0
素組の場合はこうなります。
まず,この写真の青丸の部分にご注目ください。スラスターの部分なのですが,一切のモールドはなく,シールを貼る仕様になっています。これは,HGUC版とまったく同じなのです。そこであっしは,次のように別パーツをつけてモールドを再現したのです。
腰部のV字部分が一体構造のため,部分塗装が必要。
バーニアにモールドがない。
頭部トサカ部分のバーが塗装必要!
他にも,肩アーマー内側に一切モールドがないなど,ベースとなったMk-Ⅱの良さが再現されていません。特に,トサカ部分は,色変えのティターンズカラーでも部分塗装が必要です。つまり,あの小さな部分にサフをかけて黄色に塗り分けなければならないのです(ティターンズカラーの場合)。
しかも,これらはすべて新規造形パーツであるというのが問題だと思います。
[例2]パワードジム ●ベースキットはジム改
足のパーツが20世紀MGのまま
その他,マニピュレーターは20世紀のキットのものをそのまま使っていますので,中指から小指までは1パーツ。新規造形パーツもイマイチ。
この2つのキットに共通して言えることは,元キットに新規パーツを組み合わせていかにも新商品のように販売し,ベースキットの良さを殺したり,ベースキットの古さに一切対応していないなどの安易な商品であるということです。
ちなみに,最近リリースされたF2ザクシリーズも,Ver.2.0ベースではないので,買ったらがっかりすることは間違いないでしょう。
パワードジムの場合,足パーツやマニピュレーターはMGガンダムOYW版と互換性があるので,ニコイチで改良するのが可能ですが,それなら最初から差し替えるって発想はなかったのでしょうか?
まあ,ある程度の腕のあるモデラーならば,こういったつたない部分に対応可能ですが,素組でも完成度が高くて塗装等の工作をしなくてもよいプラモを開発したバンダイが,素組派を悩ませる商品をリリースするのには矛盾を感じます。
[例3]MGジムⅡ ●ベースキットはMGジム
膝裏の関節部が,Zガンダムの設定画と大きく異なります。本来はメッシュパイプで造形しなくてはおかしいです。これは,ベースキットをミスっているとしか思えません。改造は,かなり腕のあるモデラーでないと対応は難しいでしょう。
こういう,いい加減なつくりをすること,ちょっと考えものでないでしょうか?
あえて言おう,プレバンはかなりの商品でカスであると(笑)
そして,別の問題もあります。例えば,このRGのZガンダム3号機…
設計図見てゲンナリしません?この不要パーツの山!GMⅡなんかは,3ランナー相当分が不要パーツでした。
たまには,その不要パーツが使えるときもありますが,殆どはゴミです。今の3Rが叫ばれているご時世に,ゴミだらけの商品を売っていて良いのでしょうか?
こういった安易な商品でPremiumと名乗る姿勢,変えてもらいたいものです。
ゴ,ゴーマンですか?







