F的2011のガンプラ作りの方向性
せっかく雪が溶けて春かなって思ったら、朝から雪・・・アラレに変わってさあ大変!
天は、われにプラモを作らせたくないのか・・・。
それはともかくとして、3月に2011年度の新規作成を開始して、MGはすでに3つつくったからペースとしてはまあまあな滑り出しでございます。
手持ちのUCと百式をつくったら、また新しいキット買うつもりですけど、この2つに関してはかなり慎重に動いてます。
ある意味、今の段階での集大成的な作り方をしたいんで(特に百式)、技術レベルをもっと上げてからって考えてるわけです。
僕の今年の方向性としては、2つほどテーマがありまして、3~4月でつくったキットはその助走ともいうべき作例だったんです。よく僕がいう、
「新規作にはどんな小さなことでも自分なりのテーマで作ることが向上につながる。」
それはどういう事だったのか、参考になればと思いながら書いていきます。
①MS-06S シャア専用ザククリアーバージョン
古くからの読者の方ならご存知でしょうが、このキットは知人の依頼で昨年の10月に1度こさえてます。ただ、自分としては冒険ができなかった事情で満足いかないものだったので、再度テーマを見なおしてつくりあげたって感じですね。
で、このキットを作るときにテーマとしたのは、2010年にある程度納得いくレベルまで持っていった内部塗装を充実させることです。
MGとHGの大きな違いは、この内部装甲の有無ですね。HGメインのモデラーは、その部分の仕上がりを軽視する傾向があります。
たしかに、装甲つけたら見えなくなるところが多いですからしかたないのですが、僕みたいにMGメインでつくってると見えなくなる部分でも、こだわった塗り分けしています。
で、クリアーバージョンだとそのこだわりが生きてくるわけですね。ついでにいうと、クリアーバージョンは外装は塗装がいらないという考えを打破したかったので、半身塗装を施してメカニックモデル的な味を加味したかったこと。
2010年にかなり練習したマスキングと細部の塗り分け技術をぶつけた、2010年度の集大成的な感覚でつくったものです。
とはいえ、キット自体はバチ組ですから、塗装を楽しむ去年のF的スタイルからあまり脱却してません。
②RGM-79Q ジム・クゥエル
このキットは、百式作成につながるさまざまな改修を実験してつくりました。最近のMGを作っていますと、出来がいいんでどうしてもほぼバチ組になるんですが、10年以上前のMGだと話は別。
いかに今風に作るかをテーマに、塗装よりも工作重視でつくったものです。
MGキットの場合、基本的なフォルムは大幅に改修するケースはまれですね。理由の1つはもとの出来が非常にイイこと。もうひとつは内部骨格の関係で、HG的な改修が難しいってことが挙げられます。
じゃあ、ドコを改修するかっていうと僕は、大きく2つに注目して工作します。
1つはディティールアップですね。
MGでも10年以上前のものは、けっこうモールドが雑なんでいじったほうがいい場合が多いです。
バーニア関係や他のモールドの補完は、市販部品を利用して追加する工作がメインで、殆ど貼るだけなんでそれほどの手間ではないですが、マッチする部品をチョイスすることが問われますね。
動力パイプ置き換えやシリンダー増設は、他キットの流用や市販パーツでの置き換えでやることが多いのですが、部品を削ったり穴あけたりと、イロイロな細工が必要です。
こういうのは、練習しないと身につかないから、チャレンジせんきゃダメなんですよ。まあ、ジム・クゥエルの場合、昨年作ったジムカスがある意味練習台になったんで、うまくいきましたが・・・。
もう1つは、可動に関わる改修です。
思ったほど動かないスリッパ部分を動くようにしたり、保持力が弱い肩パーツを他キットのパーツで置き換えたりと、骨格自体にややかかわる改修です。
実は、去年は全くしなかったんでこういうのが、自分のレベルアップへとつながるって考えたんですね。
その他、手首を最近のMGのものに置き換えるのはもはや定番。そういった練習が百式へとつながるってイロイロやってみたわけです。
まあ、塗装自体はいつも通りのなんちゃってMAX塗りのシャドー入れるくらいでしたが・・・。
③MSA-003 ネモ
1つは、今までやってなかった汚し系塗装へのチャレンジ。どうしても、ヒーロー系のワンオフ機ばかり作っていると、ウエザリングする気にはならなかったっていう事情もあります。
そう、今年はダッチ氏ともウエザリングを極めることを約束してるんで、ネモをつくった時から徐々にその要素を入れてこうと考えたってわけです。
あと1つは、ジオラマ的な色合いの改修をしてみること。解体ネモはそんなテーマで作ってみました。
というかんじで、今年はバチ組ならもっと塗装にこだわること。改修するなら可動を重視したり、展示を意識したものにすること。
これが今年やりたいことなんです。
同じことやってたら進歩はないですから、イロイロとチャレンジしてみますよ。









