F氏のお気楽(かな?)プラモ講座 「ちょっとした小技」 | F氏の気ままな部屋(ホントにきままです)

F氏のお気楽(かな?)プラモ講座 「ちょっとした小技」

ひっさびさのプラモ講座でございます。今回は、ヘビーな読者さんから作成日記の中で書かれていた内容を解説してほしいって要望があった2点に関してです。

 

(1)ガンダム系ツインアイの塗り方


 

MGでもHGでも、ここの塗り分けは結構大変なとこです。ここをシールですますか、塗り分けるかでキットの仕上がり状態は雲泥の差。


そこで、MG・HG共通で使える僕のやり方をちょっと解説します。


【準備するもの】

・極細面相筆2本(1本でもいいですが、出来れば水性アクリル用とラッカー塗料に分けたほうがいいです)

・ラッカー系のシルバー、水性アクリルのクリアー色(グリーン、イエローなど)、水性アクリルの黒系

・水性アクリル用の溶剤

 


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まずは、MGでやりがちなこと。MGのツインアイは、クリアーパーツなんで、目の部分は直接クリアー色で塗りたくなるんですが(現に僕も1年前はそうでした)、写真左のように実際の出来としては結構イマイチ。


 

というのは、光の反射と屈折の関係であまり綺麗にならないんですね。もちろん、裏側をシルバーでぬるなどの工夫はしましてけどこんなモノです。


 

そこで、最近は次の手順でやってます。


①目のモールド部分を、ラッカー系シルバーを極細面相筆で塗る(写真右)。


→あとから塗りつぶすんで、少々はみ出してもOKです。むしろ塗り残しがあったら悲惨ですから、ここは輪郭がはっきりするくらいまで塗りましょう。


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②ラッカー系シルバーの乾燥後、上から水性アクリルのクリアー色を塗る(写真左)。


→ここもハミ出しを怖がらずに、輪郭をきちっと塗っときましょう。


 

③水性アクリルの黒系(僕的にはタイヤブラックがおすすめ)で、目の周りをくま取りする(写真右)。


→①、②と異なり、はみ出したらイカン部分ですね。輪郭部分は塗料を少なめに筆につけて、ほとんど鉛筆で書くかのような感覚でクマドリしてください。


僕は、目の周りを塗るときは筆を横にしてライン引きの感覚で塗ったりします。

 


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で、完成したら写真左のような感じですけど、ここで注意点があります。クリアー色は水性アクリルにしたのは、重ねあわせ塗り上、溶剤の強弱を考えてのことです。水性アクリルの上にラッカー系を塗ると、下地を溶かす危険大ですんで、やめましょう。


 

あと、写真右のように、HGサイズでもこの手法は使えます。ただし、あまりに小さいんでハミ出しには細心の注意を。失敗したら、溶剤で全て拭きとって①の手順からやり直しです。


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で、クリアー色に関してですが、グリーンはそのまま使うと濃すぎるんで、あらかじめ溶剤で薄めてからいい感じになるまで重ね塗りしたほうが無難です(写真左)。


 

イエローは、ダイレクトに使っても写真右のようになりますんで、問題はないでしょう。



あと、リ・ガズィは青緑っぽい色なんで、ブルーとグリーンと溶剤を混ぜて調合したほうがいいですよ。



(2)ビームサーベルの根元にぼかしを入れてみる

 


MGではビームサーベルはクリアーパーツで出来ていますね。そのまま使ってもいいんですが、ちょっと細工してみましょう。

  


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①写真左のように根元を400番でヤスりがけをする。


→これだけでも十分にボカシ効果が出ますんで、ここで満足してもいいかもしれません。


②さらに上から水性塗料の光沢ホワイトを塗って、乾燥後にガンダムマーカー消しペンで適度に薄めてぼす。


→消しペンでなくても溶剤ならOKです。ただし、軽く付けて綿棒などでぼかしていくっていう感じでやるといいですよ。好みのボケ方になったらOKです。消し過ぎたら拭きとってもう一度光沢ホワイトから塗りなおしてやってみてください。


③仕上げに、TOPコート光沢を吹く。


HGのクリアーパーツでない場合は、ヤスリがけ後にその上側を蛍光ピンク(ラッカー系)で塗ってから、同じ手順でやってもいいでしょう。 


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まあ、こんな感じですね。これも修正前ですけど、なかなかいい感じでボケるには何回かやってコツを掴んでみることが必要です。まあ、ダメなら拭きとるだけなんでリスクはそれほどないですけどね。


あと、ビームサーベルパーツは、MGZガンダム2.0やリゼルなんかは、ライフルに無細工で刺さりますんで、こんな雰囲気(写真右)で遊ぶこともできます。

 


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