遊びキットとマジキット・・、F氏的キット解釈 ②
では、前回にネタ振った遊びキットとはなにか?僕的な解釈ですが、最初からモデラーの自由度が試されるキットのことを指します。
大まかには3パターンくらいあるかなって考えています。
まずは、元になったキットのあるバリエーションキットの場合。
これは、メッキバージョンやクリアーバージョンがそれに当たります。つまり、実機ではなく装飾品としての性格が位置づけられているキットですね。メッキ仕様のミニカーのようにただ単に飾ることを意図してるものです。
ただし、メッキ仕様の場合は、手をつける箇所があまりないんで遊びキットとは言いがたいのですが、クリアーバージョンは別でしょう。
遊びキットは、実機的なイメージより装飾品としての美しさや発想の奇抜さが肝になりますから、腕に覚えのあるモデラーならば、自分の創造力との戦いをマジしなきゃいかんと思うわけですね。
で、今回作ったMGシャアザクのクリアーバージョンはもともとどんなキットなのか、素組だとこんな感じです。
まあ、内部骨格が透けて見えるんで、素組でもそれなりな感じですが・・・・。
ある程度腕に覚えがあったら、そのままは受け入れがたし!
って思うわけですな。
そのようなこともあり、昨年の11月は内骨格を目立たせるという事を主眼につくってみたわけっす。
まあ、これも一つの方向性なんですが、いまいちひねりが足りなかったと当時は猛省。それゆえ今回のリベンジにつながったわけです。
で、この3パターンを比較すると、どんな方向性でつくるかによってまったく別物になってしまうことと、どれだけ工夫するかが問われるキットであると言えるっていうことです。
パターン化せずに創意工夫の幅が広いキット・・・、
それがF的遊びキットの解釈なんです。
まあ、僕だけなんでしょうがMSとしての兵器的な概念が薄いキットほど好き勝手な工夫ができる。モデラーは逆にプラモメーカーから試されるって考えちゃいます。
次のパターンの遊びキットは、映像での登場がないMSV的なキット
一見マジキットのようなつくりでも、映像的な登場がなければオラ設定でアレンジしまくるのもありでしょう。例えば・・・
νガンダムの塗装をしたHi-νガンダムとか、このZプラスみたいな感じですね。映像作品で登場しなかった分、遊びキット的に設定無視で仕上げるのもありだと思います。
さて、バンダイさんはもう1つ別解釈の遊びキットを出してますね・・・。
それは次回に・・・・






