オヤジのお気楽プラモ講座 シャドウを気楽にやる(2)
さて、ではリタッチによるシャドウの仕方なんですが(あくまでもF流ですので)、次のものを準備してから始めます。
まずは、TOPコート。前回も書きましたように、墨入れやデカールを貼ったあとに部品単位で吹きます。
そして、各種リタッチと綿棒です。綿棒は、普通のヤツとベビー用の細いヤツさえあれば、プラモ用でなくても事足ります。
で、シャドウなんですが、基本的に塗装色よりもやや濃い色を使います。色ごとにいくつか例を上げますと・・・・、
白→グレー1か2、青→グレー3(ほぼ黒)、赤、黄色→ブラウン1、ピンク→レッド1、緑→グリーン1
ていうような感じで使ってます.セットで買ったので他にも色はありますが、いまだ使ったことはありません(笑)
で、僕のシャドウの入れ方は、エッジ部分を強調するようにいれていきます。
まず、左の写真のように、キットの裏の角部分は、リタッチをさくさくと塗っていきます。この場合は、ほぼ塗りっぱなしで余計なことはしません。
次に、右の写真のような箇所は、リタッチの腹でエッジをナメるように塗り、綿棒でエッジの周辺を拭き取ります。注意点としては、綿棒は必ず、エッジに平行に使うことですね。
ぼかすところの面積で、細綿棒・太綿棒を使い分けるといいでしょう。
変にはみ出したところは、ボカシペンで薄めて、綿棒でふき取るとよいでしょう。
あと、左の写真のように、エッジが2本狭いところは、中央をリタッチで塗り、その中央を綿棒で拭きとって仕上げます.。
また、ガンダムマーカー筆ペンタイプは、グレーがリタッチのグレー2、黒がグレー3に色的に対応しています.。
違いは、定着力で、ガンダムマーカー筆ペンタイプのほうが、定着しにくいんですね。
細く狭いところにシャドーを入れるときは、意外にガンダムマーカー筆ペンタイプを使うといい場合もあります。
その辺はケースバイケースで判断してみてくださいな。
で、ビフォーアフターです。左の脚がシャドウ後、右の脚がシャドウ入れ前のベタ塗り状態です。
どうです、けっこう雰囲気が違うでしょう?
まあ、お気楽なんですが、こんな感じで僕はリタッチでシャドウを入れています。
全パーツのシャドウ入れが終わったら、組み上げます。そして、最終的にパーツ毎のばらつきを微調整して終了です.。
では、キット全体のビフォーアフターです。
スミ入れのみの場合とシャドーが入った場合では、メリハリがかなり違うことがわかりますね。
このシャドー入れは、薄くも濃くもそれは個人の好みですから、気に入った雰囲気にするなら捨てキットで練習するのもいいと思います。
【お願い】
今回の、シャドー入れに関して「それはちがうだろ~」とか「俺ならこうする」などのご意見をいっぱ~いコメしていただけると非常にありがたいっす。
シャドーは各人でいろいろな考えがあるんで、それを皆さんで持ち寄って、いい考えがいっぱい集まったら嬉しいっす。