●ちっちゃいなおちゃんが拗ねちゃったときの話。 | 心をほぐして整えるカードリーディング 石田直美(なお)@ 東京神奈川

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オラクルカードを使ったリーディング
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また同時に、豊かな人生のための「心の在り方」を
心理カウンセラーとしてもお話しします。

ちょうど今くらいの季節って、

夏の予感もしつつ、暑くなく寒くなくで、
一番好きな時期なんだよなぁ。
一年中この感じだといいのになぁと、
毎年思う なお です、こんにちは。
 
前回は、大人になってからの「拗ね」の話をしたけども、
今日は、ちっちゃい時のこと、話してみようかな。
 
 
うん、小さい時に盛大に拗ねちゃった時の話。
 
 
小学生の時に、お友達とやるお誕生会ってすごく楽しみだった。
自分のお誕生日にはお家でお誕生会をやってもらって、
おかあさんがごちそうを作ってくれて、
お友達をお招きしたり、されたりするの。
お菓子もいっぱいあって、
お友達にもおみやげのおやつなんかもあったりして、
とっても楽しみだった。
 
小学生の時、近所に同級生のアユミちゃんという子がいた。
3年生か4年生の時、アユミちゃんのお誕生会があったの。
アユミちゃんちはそれまで、なかなかお母さんがやってくれなくて、
その年初めのお誕生会だった。
 
アユミちゃんとは小学校には入る前から仲良しだったから、
やっとお誕生会に行ける!と思って、本当に楽しみだった。
 
 

その日、お誕生会は午後からだったんだけど、

午前中に両親と親せきとスケートに行くことになったんだ。

多分、招待券か何かでその日に行くしかなったから、
同じ日になったんだったような気がする。
で、スケートから帰ってきてひと休みしてから、
お昼からのあゆみちゃんのお誕生会に行くつもりだった。
 
 
ところが、午前中のそのスケートで、
わたしは全然うまく滑れなくて、
それを両親や親戚の大人たちに笑われて、
すっごく悔しくて悔しくて、ふくれちゃったんだ。
 
スケートしたのは初めてじゃなかったし、
それまではそこそこ滑ることが出来ていたのに、
なぜがその日に限って全然滑れなくなっちゃったんだ。
だからよけい悔しかったんだと思う。
 
 
うちに帰って、着替えておめかししてから、
アユミちゃんちに行くつもりだったのに、
その大人たちに笑われたことが悔しくて悔しくて、
コタツに篭ったまま、ずーっとグズグズ泣いてた。
 
もちろん両親からも、
「アユミちゃん待ってるよ!」
「行かないの?」
「約束したんでしょ?」
とかとか、いろいろ言われたよ。
 
 
でも悔しくて悔しくてねー、
それよりも、お父さんとお母さんに
「一生懸命滑ってたのに笑ってごめんね。」
って言って欲しかっただけだったんだよなぁ。
 
確かその時、
「あんなふうに笑わなくてもいいじゃん!」
「わたしだって一生懸命滑ってたのに!」
とかも、訴えたような気もする。
 
謝ってもらったかどうかは覚えてないけれども(笑)。
 
 
でも結局、わたしは拗ねちゃったのを、
こじらせてこじらせてこじらせて、
あんなに楽しみにしていた、
仲良しのアユミちゃんのお誕生会なのに、
結局、行かなかった。
 
あとでアユミちゃんとアユミちゃんのお母さんが、
会で持たせてくれるお土産のお菓子を、
うちまでもって来てくれてた。
 
拗ねて行けなかったの、とは言えなくて、
具合悪かったの、ゴメンねーって嘘ついた。
でも来年は絶対行くからねーって言った。
 
でもそのあと、次の年もその次の年も、
アユミちゃんのお誕生会は開かれることはなかった。
 
このことを思い出すと、やっぱりあの時、
アユミちゃんのお誕生会に、
行っておけば良かったなーって今でも思う時がある。

 

 

でもでもでも、
あの時の小さいなおちゃんは、
たぶんあれが精一杯の自己主張だった。
 
おとうさんとおかあさんに、
「一生懸命やったんだよ、わかってよ」
「いっぱい転んだけど、がんばったんだよ」
「うまく滑れなくてくやしかったんだよ」
「だから笑わないで、わかってほしかったんだよー」
「がんばったんだねって言ってほしかったんだよー」
って言えれば良かったね。
.・・・・・・あれっ、書きながら涙が出てきちゃった。  ちっちゃいなおちゃんはまだまだ悲しいらしいー・・・。
 
 
子供のころは、
自分の気持ちがどういう風になっているかなんて、
自分でもよく分かってなくて、
しかもそれを誰かに分かるように伝えるなんて、
ものすごく難しかったなぁー。
 
素直に言うって難しかったなぁー。
 
 
大人になった今でも、難しい時、いっぱいあるけどね。
 
photo by つっちー