会社制服として採用事例が増えているユニフォーム「エンジニアコート」
様々な業種で採用事例が増えている今大注目のユニフォーム「エンジニアコート」その名の通り、海外の技術者が着ていた仕事着が原型で、現代でも多くのファンがいる歴史のあるアイテムですが、なぜか日本では会社の制服として定着せず、最近になって”古くて新しいユニフォーム”として幅広い業種から注目されています。
エンジニアコートは寒い時に着るコートではない
初めてエンジニアコートを見た人は「これってコート?」「防寒?」と思われるかもしれません。見たことのないアイテムですから、いつどこで着るものなのかを理解できないのも当然ですよね。結論から申し上げますと、エンジニアコートはいわゆる防寒コートではありません。特別防風性があるわけでもなく、どちらかというとデニムや作業着に近い風合いの生地を使っています。
来客にも対応出来る作業ジャケット
防寒コートでないとするとエンジニアコートとは一体何なのか?実は軍隊で兵器を作っていたエンジニアが着ていたことが由来で技術者や作業員が来客時に失礼のないよう羽織っていたコートと言われています。もともと作業時に着ていたデニムのカバーオールやワークジャケットから発展したスタイルだそうで簡単に言うと「来客にも対応できる丈の長い作業ジャケット」ということになります。
職業別エンジニアコートの着こなし例
エンジニアコートは非常に幅広い業種で採用されることが特徴でもあるので、なかなか着用シーンを限定することは難しいのですが、その中でも代表的な着こなしを3つご紹介します。
1)研究室、開発室、企画室

エンジニアコートを採用される職業の定番といえば、やはり研究室や企画開発室。研究室や企画室は、もともと私服勤務が多いこともあり、私服のスラックスやデニム、チノパンにコーディネートしやすいこともエンジニアコートが好まれる理由のひとつのようです。人気のカラーは圧倒的にディープネイビー。同じカラーで揃えることでチーム力を高める効果も期待できますし、クリエイティブなイメージを与えるエンジニアコートのデザインも高い評価を頂いております。
2)カフェ、小売店舗、接客系

カフェや雑貨、小売店舗などの接客系サービス業ではカーキやチャコールグレー、でディープネイビーの人気が高く、ホテルの制服としても多数採用されています。チノパンやデニムとのカジュアルコーディネートのほかに、ある程度フォーマルな印象が必要な場合は上下同色セットアップもオススメ。特にチャコールグレーやネイビーの上下セットアップにオフホワイトのシャツを組み合わせるとフレンドリーでありながらもスーツに近い印象を与えることが可能です。
3)営業、イベント系ユニフォーム
ネクタイにも相性の良いエンジニアコートは営業系のユニフォームとして採用されるケースも多く、展示会などのイベントユニフォームとしても数多く採用されています。特に技術系企業の営業部門が制服にエンジニアコートを採用するケースが多く見られるのも特徴のひとつと言えるのではないでしょうか。