話題のスーツ型作業着「ワークウェアスーツ」ってワークマン?
先日、知人から「スーツに見える作業着ってワークマンで売ってるの?」と聞かれたことがきっかけで、いろんな人に聞いてみたのですが、かなりの割合でスーツに見える作業着「ワークウェアスーツ」がワークマンの商品であると誤解をしている人がいるようです。
で、試しにgoogleで検索をしてみると、案の定ワークマン関連の検索語句がズラリ。
結論から申し上げますと、スーツに見える作業着のメーカー・販売元はオアシスライフスタイルグループの株式会社オアシススタイルウェアという企業。
もともとオアシスは水道管や給水管などの配管メンテナンスが本業で、ワークウェア
スーツを主力としてアパレルに進出したのは2017年頃。まだまだ会社としては歴史の浅い企業だから認知度も低いので、ついつい皆さん、ワークマンと勘違いをしてしまうのではないでしょうか。
スポーツ系アパレルや本家作業服アパレルも参戦するアクティブスーツ市場
ただ、今ではワークウェアスーツのようなストレッチが効いて動きやすい、いわゆるアクティブスーツはスーツメーカーやアディダスやノースフェイス、ニューバランスなどのスポーツアパレル、最近では本家である作業服メーカーからも発売されていて、ワークウェアスーツが発表された数年前に比べ選択肢がかなり広がっています。
作業着のように気軽に買える価格ではない
私自身「ワークウェアスーツ」を着てみたことがありますが、確かに動きやすく、ポケットなどの工夫もされていると感じました。ただ、作業着のように汚れを気にしないで着るにはやはり価格が高すぎますし、さらに撥水加工は必ず劣化しますので、洗濯を繰り返せばいずれ効果はなくなりますから、汚れを防ぐこともできなくなります。安価であれば買い換えればすむことですが、ワークウェアスーツは作業着のように気軽に買い換えることができる価格ではないことがどうしてもネックになってしまうという印象を持ちました。
作業服メーカーだから出来た高機能で低価格のスーツ型ジャケット
実はそんな不満を解消した高機能で低価格のスーツ型作業着が本家とも言える作業服メーカーから今年の新商品としてついに発表されました。なんと、ワークウェアスーツの半額以下で販売開始となっています!では、なぜそんなことが出来たのか?それは長年作業着を作り続けてきた専業メーカーだから。作業服は昔から安くて丈夫で機能性の高いモノが求められてきました。専業メーカーはそんな相反する条件を可能な限り実現するべく長い間、研究と努力を重ねてきた製造ノウハウを持っているので、それを応用することで高機能で低価格のスーツ型作業着を実現出来たのです。