ローソン新制服が「ダサい」と言われる理由 〜制服設計のジレンマとは〜 | 【NUC認定】企業制服コンサルタントがオススメするワンランク上のユニフォーム

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ローソン新制服

 

 
『ローソン新制服が「ダサい」と言われる理由とは』

6月12日、コンビニチェーンローソンが開店40周年を機に、制服の一新を発表しましたが、ネット上では早くも「ダサい」との声が多数上がっているようです。
 
今回は大阪府豊中市に1号店「ローソン桜塚店」を開店してから40年を記念した制服リニューアルで、制服は6代目、14日から順次導入、来年には全国で切り替わるとのこと。
 
さて、かっこ良く感じるかダサいと感じるかは見る人の好みですので、なんとも言えませんが、私は以前より良くなったと感じています。いかがでしょう、比べてみると新制服がカッコよく感じませんか?
 

ローソン制服

 

▲ローソン現行ユニフォーム
 
 
 
 
では、なぜ「ダサい」と言う声が上がっているのでしょうか。
 
下の写真はローソン新制服の春夏用半袖と秋冬用長袖。どうでしょうか、右側の長袖はカッコよく見えませんか?

ローソン新制服

 

 
こうして比較するとわかりやすいのですが、秋冬用の長袖ユニフォームのデザイン画を見ると着丈が短めでタイト気味なシルエットになっていますが、実際に制作された半袖制服はゆとりのあるシルエット。つまり、多くの方が半袖がダサいと感じる最大の理由はこのゆとりのあるシルエットが原因ではないでしょうか。
 
 
実はこの「ゆとりサイズ」は制服の宿命とも言える問題で、例えば着用する人が少ない、または長期間同じ人が着用する制服であれば、ある程度着用者の体型を考慮してパターン(型)を作成できますが、コンビニチェーンのような不特定多数の人が着用する職場では、できるだけサイズのゆとりを持たせて幅広い体型をカバーするように設計する必要があり、結果としてこのようなシルエットになってしまうのです。
 
できるだけタイトなシルエットを実現するためにはストレッチ素材などの採用も考えられますが、クリーニング等の洗濯耐久性を考えると劣化しやすいストレッチ素材の採用は難しく、まさにジレンマ的な問題であると言えるのです。
 
ただでさえ人手不足のコンビニですから、どこかの有名ファッションブランドのようにタイトなシルエットの制服に合う体型の人だけを採用するなんて訳にもいかず、このような結果になってしまうというのが現実。
 
 
ユニフォームの設計は意外に奥が深いのです・・・・。


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