T/C繊維のT、「テトロン」の名前の由来 | 【NUC認定】企業制服コンサルタントがオススメするワンランク上のユニフォーム

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今日は、以前書いた記事「ユニフォームカタログでよく見る「T/C」ってなに?」の続編。

前回はT/Cと呼ばれる理由についてお話ししましたが、今回はT/CのT、「テトロン」の名前の由来のお話です。

 

 

まだポリエステル繊維がなかった日本では、1950年イギリスのICI社が企業化したポリエステル繊維の独占生産ライセンスを1957年に東レと帝人が共同で取得、翌1958年から本格的に国内生産を開始します。
 
 
その際、まだ誰も知らないポリエステルに東レと帝人で共通の商品名をつけようということになり、帝人の「テ」東レの「ト」ナイロンの「ロン」を合わせた「テトロン」という名前で商標を取得。今でも東レ、帝人には「テトロン」という商品名のポリエステル繊維が存在します。
 
 
しかし、その後ポリエステルの普及と共にポリエステルという名前が一般的になり、誰もテトロンとは呼ばなくなりましたが、その名残で「T/C」という呼び方だけが残っているのです。
 
 
ちなみに当時、米デュポン社とイギリスICI社が生産していたポリエステルの商標はそれぞれ、Dacron(ダクロン)、Terylene(テレリン)だったそうです。なんとなく雰囲気が似てますよね^^
 
 

 

 

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