褥瘡(床ずれ)治療法
褥瘡(じょくそう、床ずれ)の治療法について今日はご紹介します。
床ずれは、お年寄りの方や、病気で長い間ベッドに横たわっていて、持続的な圧迫によって、組織がうっ血状態となり、組織が壊死が起こった状態です。
床ずれが生じると危険です。
抗生剤を投与しても治らず、体勢を変えながら風を通してあげても、一度できてしまった床ずれは簡単に良くなりません。
すでに体の免疫が弱まっている状態ですので、傷が治るのではなく膿んでしまうのです。
また、徐々に床ずれが悪化していくと
臭いもきつくなり、そばにいることも辛くなります。
専門的な用語などは省略し、床ずれを表面的な消毒や抗生物質などの塗り薬ではなく、根本的に治療する方法をご説明します。
男性の年配の方ですが、膀胱が悪いため、尿を取るためのホースをつけており、今まで長いこと入院生活をしてきたためやせ細り、食欲もなくあまり食事もとれない状況でした。
その上、床ずれという新たな問題が生じました。
病院では消毒をしても治らないため、皮膚移植をすることを勧めたそうです。
問題は、体力もかなり衰えているため、麻酔から覚めない可能性が40%だと言われたそうです。家族はその絶望的な話を聞かされ、私のところへ連れて来たわけです。
私は中から新しい皮膚が出てくるように漢方を処方しました。 炎症をなくし、新しい皮膚が上がってくるようブレンドされています。信じられないかもしれませんが、そのような力が漢方にはあるのです。
皮膚が良くなってきただけでなく、食欲も出てきて元気に田舎へ戻って行かれました。
これが 褥瘡(床ずれ)の治療方法です
床ずれが治らないのは、体が弱くなっているからです。
傷がふさがる力もないお年寄りに、いくら外部から消毒やらなにやらやっても、
良くなるどころか、傷はどんどんひどくなります。
皮膚再生能力を高める漢方の力で、床ずれも良くなり健康にもなるのです。
ファンヒョジョン