金融系IT企業の新入社員向け導入研修にたずさわっています。

 

 


5日間にわたるビジネス基礎に関するプログラムのうち、2日目までを終えました。
 

 

 

今年のカレンダーは、1日が月曜日。
 

 

 

入社式から休むことなく、新たなことを学び、演習をし、振り返りのレポートの提出が繰り返される毎日をすごしている受講生は、さすがにお疲れ気味。
 

 

 

受講生の中には、片道1時間半をかけて通っている方もいます。
 

 

 

突然の体調不良で欠席したり、寝坊なのか交通機関の遅れなのかによって遅刻をしたり、休み時間中にぐったりと机にひれ伏す姿や、一方的な講義が続くと睡魔との闘いにカクッと首を折ってしまう姿も見受けられます。
 

 

 

ここは、登壇している講師の技量が問われるところでもあるのですが、そもそもプログラムとして詰め込みすぎな面もあり。

 

 

 

受講生によって知識やスキルレベルで違いがあることを考慮して、講義部分はそれぞれオンデマンドで学習し、集合研修の場では演習や討議を中心とする方が、受講生にとっても講師にとっても、お互いに、ハッピーなんじゃないかと…感じずにはいられません。
 

 

 

特に、今年入社の方々は、大学生活の大半をコロナ禍で過ごし、オンラインでの授業になれています。大学入試の際の勉強法や、普段、動画を見る際にも、「倍速」を活用していることと思われるので、一方的な講義に関しては、生で講師の話を聞くよりも、動画再生の方が、学びのスタイルに合っているように思われます。
 

 

 

1.動画視聴
2.理解度テスト
3.(合格基準に達した状態で)集合研修に参加し、ワークショップを中心とした双方向プログラム
4.レポート提出
 

 

 

といった流れが、良いのでは?
 

 

 

配属後、在宅勤務も想定されることなので、思い切って、午前中は働く場所も自宅やホテル、シェアオフィス、研修会場内スペースから自由に選択させ、個人ワークをそれぞれ行い、午後からグループワークに参加する。
 

 

 

そんな試みもあって良いのではないかと思うのですが、一方、労務管理上は多大なリスクがともなうので、なかなかそうはいかないのでしょう。
 

 

 

徴兵制のある韓国と比べると、日本の大学卒業生全般に共通しているのは、「規則正しい生活習慣が身についていない」ことがあげられます。
 

 

 

まずは、ここから。
 

 

 

スキルや知識の習得よりも、もっと基本的なことからはじめていく必要を感じます。
 

 

 

自由を謳歌するというのは、それはそれで、大切な経験なのだけれど、「自律」というのは大変です。
 

 

 

アメリカの大リーガーでさえ、マイナーリーグ時代は、徹底した規律が強いられます。
 

 

 

それは、メジャーに入ってお金を稼ぐようになった時に、自分を律する習慣がない選手は、遊びに時間を割いてしまい堕落してしまう。

 

 

 

そういう不幸を防ぐのが理由なんだそうです。
 

 

 

基本的な生活習慣を整えるためには、
 

 

 

1.睡眠
2.運動
3.食事
 

 

 

睡眠ファーストで。
 

 

 

睡眠を整えるには、「朝散歩」。
 

 

 

朝起きて、太陽の日を浴びながら、できれば自然の中を散歩する。
 

 

 

そうすることで、幸せホルモンであるセロトニンが分泌されます。
 

 

 

セロトニンによって、日中、ストレス耐性が高まり、また、夜になるとこのセロトニンが睡眠導入効果のあるメラトニンにかわります。
 

 

 

そうすると、睡眠の質が高まり、早寝早起きの好循環が生まれます。
 

 

 

「朝散歩」はじめましょう。
 

 

 

今日もよい一日を!