左となりは、小学生低学年の子供。
右となりは、老後の高齢者。
映像、音響ともに迫力があるので、家の小さなモニターよりも、映画館で見る価値あり。
そして、水曜日は1200円とお得。
ヒロイン役を演じる浜辺美波、「君の膵臓をたべたい」でも泣けました。
現実的にはそんなことありえない…
と言い出したらキリのない現象ばかりが描かれていましたけれど、現実的には「特攻」があったわけで、その現実こそがなによりも「ありえない」わけで、現実と非現実とが錯綜しました。
そして、今までであれば、映画そのものを見ようともしなければ、さらに、こういうSFやアニメはなおのこと、僕の興味関心の外にありました。
結局は、何か実利をともなわないと関心が沸かず、行動に至らない。
読書傾向にしても、ビジネス書をはじめとしたハウツー本がもっぱらで、そもそも本を読み始めたのが、絵本を除いて、野球の本でした。今でもあるのでしょうか?バッティングやピッチングをコマ送りの写真を使って解説している本でした。
なので、ゴジラの映画観て、何になるの?
という感じ。
E.Tも
スターウォーズも
そういった数々の名作を、10代や20代の多感な時期に、すべてスルーしてきました。
単純に、「楽しい」という感情を味わうと言うことに、抵抗を感じていたのかも知れない。
悪いことをしているような…
そんなことに、お金を使って良いのだろうかというような思い。
喜びや、悲しみといった感情を味わうことに対して、心を閉ざしていたのではないかと思います。
心の引きこもり状態
いろいろなことを乗り越えていくために、亀が頭や手足を甲羅に引っ込めるように、五感を感じないように縮めていたのではないかと、思います。
それが、生きていくため、自分の心を守るために自然と身につけた知恵だったとも、思います。
ヨガを学び、ヨガ哲学の中に、外界からの刺激に翻弄されず、心おだやかに過ごす術があることを知りました。
なので、僕が心の引きこもり状態を続けていたことそのものは、決して悪いことではないのだと思います。
そして、今回、この映画を観て感じたことは、この手の映画は、仕事柄、話のネタとして観ておくことは必要であっても、自分の好みではないなぁ…ということ。
どちらかというと、役所広司が主役を演じた「Perfect Days」の方が、心がおだやかで充実した気分を味わえ、鑑賞後の日々の生活の中に染み入る。また、映画館で観てみたいなぁと思わせるものでした。
今日もよい一日を!