春眠です。
つい先日まで、たしか、冬眠でした。
寒い日が続き、急にあたたかくなり、風が強く吹き、昨日はまた寒の戻り。
季節の変わり目にこれだけほどまでに翻弄されて良いのだろうかと疑問に思うほど、気持ちも体も、振り回されています。
フィジカル的にもメンタル的にも、ズルズルです。
というか、これは、もしかしたら、自分の内的世界が、環境変化として表出したのかもしれません。
環境という外的事象が僕に影響を与えたというよりも、僕の心や身体の状態が、外的事象をつくりだしているのではないかという。
たとえば、寒いから寝ていたいのではなくて、寝ていたいから外が寒い。
コップに水が半分入っている状態を見て、
「コップに水が半分しかない」
と嘆く人もいれば、
「コップに水が半分もある」
と喜ぶ人もいます。
シューズメーカーの営業マンが、アフリカを初めて訪れて、
「ダメです。靴を履く習慣のない国で、市場性はありません」
と報告する者がいれば、
「すごいです。だれも靴をまだ履いていないので、市場性が期待出来ます」
と希望に満ちる者もいる。
こんな風に、同じことを目の前にしても、とらまえ方は人ぞれぞれ。
同じ人でも、その人の心や身体のコンディションによって、違ってくるのだと思います。
現に、ヒーローズジャーニーと呼ばれる世界の神話に共通するヒーローは、旅への誘いを一度、拒否します。
僕が好きだった民話「3年寝太郎」は、その名の通り、3年間も寝っ転がったままの、一見、ただの怠け者でした。
釈迦の人生も、王子として生まれた幼少期は、贅沢三昧だったのです。
だからまぁ、冬眠のあとの春眠も、OKということで。
今日もよい一日を!