「デモを終えてみて、ご自身の感想はどうですか?」
 

昨日、某社でデモンストレーションを行う機会をいただきました。
 

研修コンテンツ作成のプロの方々5人を受講生に見立てた、1時間枠のワークショップをおこなった後、10分の休憩時間を挟んでいただいたのが、冒頭の質問でした。
 

「率直な感想としては、楽しかったです。ワークショップって、やっぱり、いいなぁと。もちろん、参加いただいたみなさんの前向きな取り組み姿勢と、躊躇しない自己開示があったからこそです。」
 

いや、ホント、楽しかったのです。
 

ある面、このデモによって、講師としての力量が試されるので、緊張してもおかしくはない局面だったのですが…
 

集まっていただいた5名の方々は、20代の入社して間もない新入社員の方から、50代とおぼしきベテランの方までいて、女性も一人いらっしゃいました。
 

この女性の方が、終始、にこやかにうなずきながら聞いてくださったのが、気持ちの面で楽になり、ペースをつくりやすかった一つの理由です。
 

いただいたフィードバックは、どれもありがたく、自分が取り組んできたこと、大切にしてきた姿勢を高く評価いただけたのは、とてもうれしかったです。
 

・コンテンツが論理的に構成されている
・デザインが綺麗
・全体の流れが説明されていてわかりやすい
・広く深く学んでいることが伝わってくる
・安心できる場づくり
・受講者の発言をホワイトボードに記すことで見える化し、さらに、その内容を用いて解説に利様子したことから、受講者の巻き込み、貢献感を感じられた
・たとえ話が良かった
など
 

一方、今後、修正すべきポイントは、
・一般の受講生にとっては、問いが難しい。もっとかみ砕いた表現の方が、よい。
・立ち位置:もっと会場全体を動いた方が、受講生を巻き込みやすい
・振る舞い:ポインターを使うのであれば、スクリーンに近い方の手で、身体を開くように。ポインターを使うよりも、むしろ、手で指し示すくらいの方がベター
・声の大きさ:地声は大きい方ではなく、マイクを使えば解決するモノの、のどを痛めないためにも、腹式で発生した方が良い。
・話すリズム:単調で、同じパターン。語尾にクセがあり、聴き手によっては耳につく。変化を持たせた方がよい
 

ボイストレーニングや話し方教室など、この機会に集中的に訓練することも必要かも知れません。