麻雀と将棋と | 仲村屋

仲村屋

徒然なるまま 綴りたいと思います。
競馬・日々の料理・今思う事・音楽・映像や映画 etc.

7月10日水曜日





今回は、深い話しをサワリだけ





餃子は、おつまみ ラーメンはスープ





30代迄そんな風に思っていました





歌舞伎町の雑居ビルの雀荘のお昼時





年配の小柄な草臥たスーツ姿の政治記者Wさんが





餃子ライスの出前を注文





私は、中華でしたら大盛の広東麺・五目あんかけ焼きそば・特製中華弁当くらい





美味しい中華屋さんなので





ナント勿体ないと思っていました





餃子1人前・小ライスと小さなスープだけとは





同卓の久しぶりの細身長身のお洒落Mさんは

(出所したての窃盗常習犯)




寿司屋にこだわりの贅沢な太巻き





若い恰幅のいい若頭Iさん 冷たい天麩羅蕎麦

(お付きの若い衆は、別卓)




もう一人は、元寿司職人の糖尿病のNさんは、特上鰻重

(片脚 膝下切断済)





いわゆる雀ゴロ・怪しい韓国人A・B・C・D・自称公安・脱法金融屋・全国お尋ね者(見た目普通の人)・アタッシュケースに会社の結構な金を持ち逃げらしき輩 等など登場人物その他有象無象大勢






みんな雀荘内の知り合いでお互いの境遇を何となく感じ合う不思議な関係





レートはさほど高い訳ではありませんが、普通のサラリーマンでは、月1・2がやっとでしょう





但し、雀力は、巷のプロレベルでは全く駄目 持ちません




簡単に云えば





役満がどうのこうのという事を言っているうちは甘いのです





同卓4人のバランスを把握して





要求されるのは、誰を利用するかを考えられるレベル





例えば、よくある場面 妙齢の御婦人 仕草も少しゆっくりな方





此方を喰い物にする様では、まだまだ





女性は特に





勝ち負けより、このひと時を愉しむ気持が強く

(男が勘違いをおこすのがここ、麻雀好きな女性は、恐ろしく気が強い方が多い)





では どうすれば





先ずは、勝負時以外は、観察に徹すること





マナー(打牌の音、収拾選択の速度、言葉遣い)に始まり




サイドテーブルや飲み物まで





印象付けさえ済んでしまえば ゲームに集中できます





そして、皆さんとても個性的で話しが上手い





例えば、長髪40代の偏食雀ゴロKさん





いつもショートホープの煙りをブワァーと吐きながら





十三(旧新宿浄水場辺り)生まれの毒舌家





無口ですが、人を惹きつける笑顔の持ち主





雀風は、コツコツと和了を積み重ねるタイプ





1日の始まりは、こんな感じ






「おはよう」と、雀ゴロKさん来店





黙って出された ブラックコーヒーを啜り




日刊スポーツをペラペラ




脇のソファに昨夜ヤラれて寝たふりの政治屋Wさん




暫くすると




脱法金融屋のIさんが




「ホイ お土産」とドーナツ🍩を1箱持って来店




緑茶を片手に




「じゃぁ やろうか」 真ん中の卓へ





風牌(東南西北)を4つ裏返しシャッフル





雀ゴロKさんが「東」を掴み 着席





「Wさん どっちにする?」




「濃いめのお茶とドーナツの皿ね」





3日前から続いて継続中の韓国人グループの端卓は





牌の音だけ響き 全員眼は真っ赤・・・





現在、将棋お〜いお茶王位戦が始まりました





昔から、棋士は麻雀好きの方が多くいます





実際、G先生と下赤塚の雀荘で対戦しました





一般の方とはちょっと違う癖がありますが





仲間内では、負けないでしょう





さて王位戦 私のテレビ画面・スマホ画面も





対局室→大盤解説→評価値解説→将棋盤を行ったり来たり





1日目が終わり、2日目 16:14千日手成立





こうなる事は、想定されているとはいえ





大盤解説会場は、コレカラと云う処で閉鎖時間





そして




渡辺九段に、AI判定 99% 23手詰めが出てから





一手ばったり!!! 大逆転発生 






王座戦第四局の永瀬九段が勝利寸前 指し間違え





髪を掻き毟りながら悔しがったのですが







渡辺九段には、前髪が全く無いので 





手を頭に上げ、目線は宙空へ 




只、藤井聡太七冠が凄いのが




御本人は詰みを読みきり、その時点で項垂れて




絶望感まるだし ですが




そこから最善手を全て展開 




私は、升田幸三先生・大山康晴先生の頃から





将棋を観ていますが





終盤の力強さは、比べようがありません





両先生とも、対局中は燃え盛る炎のようですが





感想戦の何と楽しそうなこと





真っ赤な熾火から脳を鎮めるには不十分でしょうが




検証動画を3本観て




翌日、もう一度感想戦を観て




少しだけ解ったかな? レベルの私





毎日将棋ゲームを20〜30局(1局 3〜4分)指しますが 所詮はゲーム




とりあえず




今週の競馬🏇検討でもしましょうか





仲村屋でした。