初めてこのニュースに接したとき、あまりに腹が立ち、すぐ投稿しましたが「偽ベートーベン事件」。
http://www.jiji.com/jc/v4?id=201402gw_niigaki0001
みなさん、ご存知ですよね。
まず、この「聴覚を途中で失い、それにも負けずに作曲を続ける作曲家」のストーリーを考えた強欲さ、すごいですね。
途中で聴覚を失い、それでも作曲を続け、素晴らしい曲で評価され、NHKでも特集され、CDもすごく売れて、五輪で曲を使ってもらえるという名誉までついてきたのですから、(自分たちに都合の)いいストーリーを考えたものですね。
そして、私たちはただの素敵な曲や作曲家よりも、よりストーリーを求めているという証拠ですね。
そしてその感動的なストーリーを作り、上手に演じてきたという。
佐村河内さんっていう人が、ひどくてもどうでももういいですが、一つだけ。
ドラマだったらよかったのに。
ビジネスのために、障害を利用するというのは、心情的にも許されないでしょうね。
その障害ですら、嘘じゃないかという疑問もささやかれているわけですからね。
おそらく、奥さんといい、作曲家の新垣さんといい、自分のいうことを聞いてくれるような人を見抜く力が高いのでしょう。そして自分のために食い尽くしていく。
江川紹子さんも自分のブログでおっしゃってましたが、なんだか、この佐村河内という人物は、ある意味オウム真理教の麻原のようなものなのでしょう。
こういう、自分のことしか考えない、あつかましい奴が売れていくんでしょうね、と思いつつも、奥さんと一緒に自殺する、とか言ってるらしいところに、弱さが出てますね。
自殺するなら、巻き込んじゃだめですよ。一人でどうぞ。あ、その前に奥様と離婚してね。
そして、ゴーストライターをしていた、という新垣さんの会見ですが、正直もっと強欲な感じの人であれば、報道関係者は厳しく追及もしたでしょう。
ところが
①「私は共犯者です。申し訳ありません」と冒頭に謝罪。
②見た目、話も、誠実な人柄が感じられる
③普通はゴーストの立場から会見はしない。
④権利は放棄する、という。お金目当てでも売名行為でもない。
150人くらいいる報道関係者の前で、静かに、でも言い切った。
これは、判官びいきな日本人の心にささりますよ。
彼ももちろん悪い?かもしれないけど、彼を悪く言える人なんて言えない気がした。
それよりも。
新垣さんは、本当はすごく強い人なんだと思いました。
人間はやり直せるっていうじゃないですか。
それは、彼みたいな人にある言葉ですよね。
彼、何とかならないでしょうかね。
ちなみに、なぜ五輪前のこのタイミング?という人もいるのですが、実は計算されつくされています。
もともとは週刊文春がスクープしたというタイミングがあったからでしょうが、スケートの高橋選手はソチに行ってインタビューはできない。そして、 五輪後であれば、結果に伴って曲がバカ売れする場合もあり、そうすると余計に面倒なことになる。
これをよく考えていますね。
それと、今回の会見を誰が行ったか。
これは週刊文春です。
会見場所はニューオータニって聞いた瞬間ピンときました。
あれ、昔、作家の林真理子さんが結婚会見した時も、週刊文春仕切りでニューオータニだったよねって。
もしかしたら、この会見は、新垣さんの意思ももちろんあるけど、週刊文春仕切りだって思ったら、当たっちゃいました。
(一般人が記者会見をするのはなかなか難しいわけですから。場所をおさえて、報道に連絡するのだって連絡先すらわからないわけで、レコード会社仕切り?とも思いましたが。)
週刊文春の編集長、スクープしたライターも会場にいたそうですし、もしかしたら週刊文春に(事実をキーに)踊らされている気もしますが、それにせよ、ひどい事実をきちんと追いかけた、ジャーナリズム精神を、まだ文春は持っているのかもしれませんね。
よく、PRでもストーリーを、ということを言います。
ただ単にこの商品を開発した、というよりも、困難なこととか、時間がかかったとか、付随情報があると、それがより共感を持ってもらえるものなので。
ただ、今回のことで、人が「ストーリーに感動し、共感し、ファンが醸成される」というのは、本当によくわかりましたが、それは嘘がない、ということが前提。
嘘をつかずに、人を傷つけずに。
この当たり前を、より心に刻んで、過ごしたいなと強く思います。































