私、本格的にXを始めました。


釆澤靖起のX


私の嘘偽りもたまにある「今」をお届けします。


ご覧頂ければ幸いです。




さて、文学座アトリエの会『アンドーラ』にお越し下さったお客様、ありがとうございました。


ご住所を存じ上げないお客様には御礼状を出せず、せめて、このブログにて改めて感謝を申し上げたいと思います。


本当にありがとうございました。







公演では文学座が誇る演出部メンバーに大変お世話になった。


改めて、仕事の出来る集団だと思った。




芝居中、登退場の都合で劇場外を回る必要があったのだが。


雨の日には、サッと傘を手渡してくれる。


そして水溜りには、人知れず木製の橋を渡してくれていた。




休憩後のシーン。


暗転中での移動の際。


演出部員が僕の手を引いて先導してくれた。


とても頼りになった。


僕には後輩男子が付いてくれたが、もし僕が彼の後輩女優だったならば、千秋楽で告白していただろう。




スネアドラム、スティック入れ、懐中電灯、様々な小道具のカスタマイズにも余念がなかった。


例えば、僕が先輩風を吹かして「ドラムさぁ、使い込んだ感じが欲しいんだよねぇ」と言ったら翌日には、赤錆と傷の加工が極自然に施されていた。


決してパワハラではない(よね?大内君。)




そして本番の終演後。


毎回3時間かけて舞台清掃、衣装洗濯とメンテナンスに勤しんでくれた。




もうね。


とにかく俳優を惚れさせる仕事ぶりであった。


そんな演出部メンバーのためにも良い芝居をしなければ。


彼らの姿勢が、本当に毎公演の力になった。


カーテンコールの拍手は、それを舞台裏で聞く彼等にこそ送られるものなのかも知れない。


ありがとうございました。




駄文御免。