147年前の今日 武市半平太が切腹しました
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私の大好きな志士です
今日は ゆっくりと武市さんを 偲びたいと思います
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「開国じゃー!」
と 無理やり開国をせまるアメリカ
徳川幕府は しぶしぶ 条約させられてしまう
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みんな 「日本を守りたい」ものの
「幕府をどーするか」で 動乱が起きる・・・・これが幕末のはじまりです
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「弱腰の幕府を倒して 外国を打ち払おう!」と
各地で 過激攘夷派が集まる中
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土佐でこの男が立ち上がりました
史実の武市さん・ 「龍馬伝」の武市さん イラストの武市さん(チョコのおまけ)
土佐の下級郷士ながら
「一藩勤皇」 → 藩主の下ひとつになって 天皇中心の政治を!
を めざし 土佐勤皇党結成
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一時は 天皇を動かすほどの力を持つが
失脚後、投獄
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高潔・誠実・仁義を重んじる、色白の長身イケメン
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文武両道の優等生で 下士ながらも多くの人に慕われていました
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カタブツだけど 奥さん一筋
絵が劇ウマ
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『花は 清香によって愛され
人は 仁義によって栄える』
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この漢詩に彼の武士道を重んじる
ポリシーが
よく出てると思います
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(高知旅行の時の写真)
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今は広い公園になっています
たくさんの子供が遊んでいて 武市さんも喜んでいるかな?
今回は 投獄後のお話をすこし
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投獄された獄舎は とても酷い所だったが
獄吏たちは 武市さんを慕っていたので
たくさんの差し入れが 贈られたといいます
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季節の花 食べ物や酒 衣類や画材・・・
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写真:高知 龍馬伝イベントにて
撮影・BOY
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差し入れのお礼に 武市さんが絵を描いてあげると
それがブームになって
さらに差し入れが増えて困ったとか
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妻の冨さんも 毎日3度 食事を差し入れし
獄中の夫と同じように
布団もしかずに床で就寝していたそうです
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写真:桂浜にて
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冨さんとは 毎日のように手紙をやりとりしていました
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ふたりのやりとりは とても愛にあふれています
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『昨夜 君の夢をみたよ』 と
和歌を読んでみたり
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武士の妻として耐える妻に
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『会いたい気持ちは わかっているから・・・』
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武市さんの愛情は とてもストレートであたたかくて・・・・・
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写真:京都 武市瑞山寓居跡
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2年近い投獄のあと 切腹を申し付けられます
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罪状は
「藩を惑わし、さわがせた」 という曖昧なもの
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盟主として切腹にはなりますが
勤皇党に罪を着せることなく、
また各地に逃げている同士を 守ることはできました
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ここで 生き延びた勤皇党員たちは
明治の政府で 武市さんの遺志を継いでゆくのです
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写真:高知 武市瑞山殉節地
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武市さんは 武士として切腹を許され
古式に則った方式で臨みます
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三文字切腹
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誰も成しえなかった 腹を3文字かき斬って切腹
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享年 37歳
彼の葬儀
彼を慕う人の列は 12キロにもわたって続いたそうです・・・
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辞世の句は
「ふたたびと 返らぬ歳をはかなくも 今は惜しまぬ 身となりにけり」
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私が返歌なんて おこがましいけれど・・・
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花散りて 世は変わりしも はかなくも
千歳の空に 我が恋 とどけ
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瑞香
写真:東京 旧多摩聖跡記念館にて
武市瑞山 山水之画
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東京・多摩にある武市さんの画
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力作というよりも 手すさびに描きつけたというカンジです
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いつ描かれたものかわからないけれど
これを描いている武市さんは 幸せだったならいいな・・・
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写真:東京 志学館跡
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武市さんや以蔵が通っていた桃井道場跡
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なんと私は知らずに 白無垢のロケしてました!
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これも運命?
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