源氏と平家 ふたつの棟梁 | テルミドール革命!

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大河ドラマ・清盛もいよいよ新幕!

面白くなってきましたね!


忠盛パパが先週で亡くなりましたが 

演じる中井貴一さんは 7年前の大河ドラマ「義経」で

源頼朝を演じてましたね!


源氏と平家 二つの棟梁

いかがでしたでしょうか?





Launenhaft QUEEN


平忠盛 


伊勢平氏として初の昇殿を許される。


貴族の下働きに過ぎなかった武士が武士として

政治的支柱となることに ほぼ成功する。


武人として海軍討伐を行い軍功を上げ、密貿易で財力を蓄える一方

歌人としても優れていた忠盛




ドラマにおいては 武士として胸中に一念を抱きながら

嘲笑に耐え歩んでゆく姿


そして 主人公にとって慈愛の父であり 厳父でした



伝統をまもり培い そして変革の未来(清盛)へつないでゆく

重要な役どころですね



私はこの「殿上の闇討ち」のシーンが好きですね


中井さんの所作の美しさもさることながら

清濁併せ飲みながらも 深遠で目はずっと先を見据えている


また為義の小物っぽさが絶妙なコントラストで・・・




平家はファミリーの物語ですから

家族 家人 平家一族を束ねるゴッドファーザーとして

見ごたえのある棟梁でした





Launenhaft QUEEN


源頼朝


言わずと知れた 初の武家政権を樹立


後白河の稚児であったとか

初陣で破れ 伊豆に配流となったりと

幼いころからきな臭い政治の中にいたせいか

どうやら神経質でクレバーな政治家気質のようです



ドラマでは 主人公の兄として 

非情と親情の狭間で揺れ動く大事な役所


弟・義経は超ブラコンで「お兄ちゃん大好き!」

しかし兄は「身内であってもなくても、組織として必要なら使う」

といった風情


このすれ違いが後の悲劇を生むんですね



政治的にアンポンタンな弟を切り捨てた兄でしたが

弟の涙の訴え(腰越状)のグラグラ揺れちゃうんです


源氏は身内同士で裏切りや戦を繰り返してきました



もちろん史実では 腰越状を頼朝がどう読んだかなんて

知りようがありませんが

これをやってくれるのがドラマの楽しみ!


タッキー義経の訴えに 涙しながらうなだれる中井頼朝がたまりません!



他にも 怒る頼朝 泣く頼朝 浮気する頼朝 妻に逆らえない頼朝などなど

多種多様な中井頼朝が満載でした




ファミリーな平家と違って 孤独な棟梁頼朝


「清盛」でも 源氏の孤独なレースがもうはじまっているようです




役者さんとしても 真逆の立場の役を演じるって

面白いのでしょうね




平安は人間模様が面白い!