結局 あらすじを読んで気になっていたこちらを シネマジャック&ベティのレイトショーで鑑賞してきました。かなり好みの作品でございました!!
「薄氷の殺人」

<あらすじ>
2014年・第64回ベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞と男優賞をダブル受賞したクライムサスペンス。1999年、中国の華北地方。ひとりの男の切断された死体が、6つの都市にまたがる15カ所の石炭工場で次々と発見されるという事件が発生。刑事のジャンが捜査を担当するが、容疑者の兄弟が逮捕時に抵抗して射殺されてしまい、真相は闇の中に葬られてしまう。それから5年、警察を辞め、しがない警備員として暮らしていたジャンは、警察が5年前と似た手口の事件を追っていると知り、独自に調査を開始。被害者はいずれも若く美しいウーという未亡人と親密な関係にあり、ジャンもまたウーにひかれていくが……。
さすがに場所柄観客は自分含めて4人でしたが 最前列に座ったオールバックにロングコートのグラサン 色黒の男性はインパクトがありました ちなみに同じ時間帯にやっていた「さよなら歌舞伎町」はもう少し入ってる印象。
さて内容ですが
画面的にも内容的にも所謂ノワールというやつで とにかく暗く夜のシーンが多く 画面全体を閉塞感が満たしています
物語もシンプルで しっかりファムファタってる女性も出てきます
が この人がしっかり説得力のある美しさで 且つどこか影のある人物を見事に演じていますし 身体のラインが出るニットばかり着ていて 「魅かれてもしゃーないわこれは・・」 とすら思ってしまいました
後ろ姿が映るシーンがあるんですが それはどこかだらしない肉感というか少しだけ老いた疲れた雰囲気を感じさせて またそれもよかった
あと特徴的だったのが 画面の切り取り方
固定カメラで冷た~く観せるシーンが印象的で 特に美容室での銃撃シーンは超フレッシュ!思わず息を飲みました。
他にもトンネルから出るシーンで時間の経過を見せるところとか 一見意味ありげに見せといて意味はないというシーンの差し込みなど 画面構成や物語のテンポに印象的な部分が沢山あります
かといって常に緊張感が漂っているわけでもなく どこか笑える要素も無駄に盛り込まれていて デブのおっさんが風呂場に入っていって一瞬風呂のタイルで滑って横移動するとことか あんなの見せる意味がよくわかりません!(褒めてますw)
このバランスはどこか園子温監督の「冷たい熱帯魚」を思い出しました。
★★★★☆(4/5点)
中華料理屋で羊のスープをがむしゃらにすすれるような男になってみたいものです………