第7章~混沌5~ | Georgeのゆーとぴあ1

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連載淫猥小説『朝焼けのGeorge』は不定期更新です。
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姉妹ストーリー『Members of Site』ほかは http://blog.livedoor.jp/undertaker2005/ です。

佐々木孝枝は東原昌明との久々のデート(?)にウキウキしている自分に驚いた。
外見も中身もそれ程魅力的とは言えない男で、金銭的にも締まり屋だった。
「貢がせよう」という孝枝の企みを見抜いてでもいるように、
自分の懐具合が寂しいことを再三にわたって匂わせる。
だが、食事やホテルの支払いを孝枝にさせることはなかった。
以前、身体の関係を持ったホテル近くの喫茶店。
着いたのは孝枝が先だった。
孝枝に気付いた東原は、ウエイトレスとすれ違いざま、
「コーヒーね。ホットで」
と注文して、孝枝の向かいに座った。
「君からお誘いがあるって、初めてじゃない?
どういう風の吹き回し?」
「お久しぶり。ちょっと聞きたいことがあって…」
「ああ、携帯に入ってた写真のこと?
あれは…その…」
言いよどむことで、その女が孝枝と同じ立場だと察せられた。
「あの…どんな関係かはだいたいわかるから、
どういう人なのか、教えて欲しいの。
ちょっと、別のところで、その人らしい人を見かけたんで」
「え?どこで?そっちの方が興味あるなぁ」
「それはちょっと…
その前に、もう一度あの写真見せてもらえます?」
「いいけど…ここじゃね。
いつものとこに行ってからにしない?」
この男、全く変わっていない…そう思った。
その覚悟はしてきたつもりだったが、
孝枝は、この男のしつこいセックスに辟易していた。
注文したコーヒーが来るのも待ちきれない風で、
カウンターの方に度々目をやる。
ようやく出されたコーヒーに申し訳程度に口をつけ、
「さあ、出ようか」と、孝枝を促す。
「ええ、それじゃホテルに着いたら見せてね。
見たら帰るとか言わないから」
そう言って席を立った。
孝枝の背中に手を回した東原は、
ポケットから取り出したしわくちゃの千円札を
レジにいた女店員に押し付けるように渡すと、
「おつりはいいから」と似合わないセリフを吐いた。
2人分でほぼ千円のはず。
おつりなどあるのか?と思った。
そんなことを考えていたせいで、奢ってもらった礼を言うのを忘れた。
外は土曜の午後にしては人通りが少ない。
喫茶店横の路地を入り、裏通りへ。
「え?車じゃないの?」
「ああ、車は近くのコイン駐車場に入れてきた。
たまには、ああいうホテルに歩いて入ってみたくてね」
孝枝にとってはどっちでも同じようなものだったが、
言われるまま、徒歩でホテルに向かう。
言われた時はそうでもなかったが、
いざ入る段になると、車よりも人目が気になった。
そのホテルは建物の周囲に放射線状に駐車場が配置され、
ゲートから建物までは50m近く歩かねばならなかった。
「やっぱり車の方が良かったな。
ゲートをくぐる瞬間は歩きの方がドキドキしたけど…」
自分で言いだしておいて勝手なことを言う。
エレベーターホール脇にあるパネルで、慣れた様子で部屋を選ぶ。
今日は以前使っていたのよりも高めの値段の部屋を選んだようだ。
エレベーターで3階へ。
この男のクセか、薄暗いエレベーターの中では欲情するようで、
スカートの上から孝枝の尻に触れてきた。
ゆっくりと円を描くように、時折、中心部で揉むような手つき。
ブラックライトに孝枝の白いブラウスが光って見える。
東原の空いた片手が胸元に吸い寄せられるように近づく。
「我慢できなくなりそうだ。君もそうだろ?」
エレベーターの扉が開いても、その手を離そうともしない。
されるがままにしていた孝枝の身体の奥の方から、
じくじくと、妖しい感覚が湧き上がってきた。
それに堪えながら、「早く部屋へ行きましょ」と促した。
「あ、ああ、そうだね。早く…ね」
意味あり気に囁くと、孝枝の背を押すように選んだ部屋へ向かった。

※久々の…ホントに久々の更新です。前回、どこまで書いてたのかさえ忘れるほど。どこまで続くかはなはだ疑問ですが、ボチボチ更新していきます。ちなみに、この連載と姉妹ストーリーはライブドアブログでも読めます⇒http://blog.livedoor.jp/undertaker2005/