第4章~交錯3~ | Georgeのゆーとぴあ1

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連載淫猥小説『朝焼けのGeorge』は不定期更新です。
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姉妹ストーリー『Members of Site』ほかは http://blog.livedoor.jp/undertaker2005/ です。

丈二との真昼の情事を楽しんだあと、薫は自宅へと急いだ。
身支度を整えた時にチェックした携帯に婚約者からの着信とメールが入っていた。
「職場にTELしたら誰も出なかったけど、休診なの?今夜のデートは時間早められない?」
慌てた様子を丈二に気取られないように、素早くチェックアウトの準備をした。
ホテルを出る時、向かいのビルの屋上に気を配るのを忘れなかった。
丈二に別れを告げ、足早に駅ビルまで戻る。
丁度、帰りの列車の時刻だ。
婚約者はガソリンスタンド経営者の長男で薫より2歳下の28歳。
大学を終えて大手石油会社に就職したが、都会での生活に飽きたとかいう理由で退社、
親の経営するスタンドチェーンに専務として入った。
親はなかなかのやり手らしく、一代でこの地区随一のガソリンスタンドチェーンを築き上げた。
近年では、大手石油会社の系列チェーンがセルフスタイルのスタンドを展開してきたため、
以前ほどの羽振りの良さは感じられないものの、
従業員には手厚い報酬を出すことで有名だった。
薫はこの長男、圭一郎と路上で知り合った。
バッテリーが上がった薫の車に、たまたま会社の車で通りかかった圭一郎が、
常備していたブースターで充電してくれたのだ。
都会暮らしが5年以上続いたせいか、垢抜けた会話にも魅かれるものがあった。
1週間後に、お礼の意味を込めて、圭一郎のチェーン店のカードを作りに行った。
それからまた1週間後に初めてのデート。
付き合い始めて今月でちょうど1年になる。
通常ならば、俗に言う「ラブラブ」の時期だ。
そんな薫が出会い系サイトに嵌まったのは何故か。
圭一郎には都会暮らしで身に付いた、もう一つのもの、悪癖があった。
一人の女では満足できない。
一言で言えば、そういうことだ。
薫が気付いただけで3人。
別の女と関係を持っていた。
自宅に帰り、もう一度シャワーを使う。
丈二の痕跡を拭い去ろうとするように、入念に身体の中まで洗浄した。
圭一郎が迎えに来るまであと15分。
メイクも少し派手めにし、圭一郎好みの身体のラインのはっきり出る装いにした。
ボディコンシャス。
使い古された言葉だが、圭一郎はそんな衣服を身にまとった薫が好きだと言った。
そういう衣服を1枚1枚、剥ぎ取るのも好きなようだ。
準備万端に整い、ベランダのカーテンを閉めようとしたとき、
マンションの駐車場に圭一郎の白いアウディが入って来るのが見えた。