第2章~回想2~ | Georgeのゆーとぴあ1

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連載淫猥小説『朝焼けのGeorge』は不定期更新です。
厳しいご意見、出演希望、画像提供を随時受け付けております。
妄想の世界をたっぷりご堪能ください。
姉妹ストーリー『Members of Site』ほかは http://blog.livedoor.jp/undertaker2005/ です。

35歳・既婚・メル友募集…
38歳・離婚・大人の出会い…
34歳・既婚・どなたでも…
簡単なプロフィールとともに十数件の候補者が並んでいた。
丈二はその中から、
登録日が比較的新しいものから順に詳しいプロフを参照していった。
「うん、今日はコレかな」
プロフィール写真に風景が使われていた38歳の既婚者を選んだ。
メール送信のリンクをクリックし、
挨拶文を打ち込む。
「プロフ拝見しました。寂しい夜を過ごしています。
キレイな風景写真ですね。近所かな?
気負わず、メールから気楽に繋がってみませんか?」
送信をクリックし、パソコンを閉じる。
返信は期待しないことにしていた。
たとえ返信がスグにあっても、次のメールは翌日以降にしていた。
クローゼットのハンガーに掛けたスーツの内ポケットから手帳を出し、
今夜の予定を確かめる。
今夜は同じサイトでメール交換を半年続けていた女との約束があった。
「22時、ネットカフェ」
ネカフェでの待ち合わせは初体験だった。
約束の時間までまだ3時間。
充分余裕があるようだが、彼は出かける準備を始めた。
コットンパンツとトレーナーという軽装に着替え、
カードや免許証など身元を示すものは極力ひとまとめにして小さな紙包みにし、
小脇に抱えて部屋を出た。
駐車場には営業所から乗って帰ったエスティマ。
最後部の座席に紙包みを無造作に投げ入れ、
目的地のネットカフェへ。
途中、コンビニに寄って細々とした買い物。
30分もかからずに到着し、3時間後の個室を予約。
さも常連であるかのように30席ほどあるロビーを歩き回り、好みの席を探す。
隅の方の受付を見渡せる席にキーや財布を置き、
漫画コーナーの本棚からゴルゴ13の単行本を3冊取り出して席に。
無料サービスのコーヒーを啜りながら、適当に開いたページに目を落とした。
ロビー席には5~6人の男女がバラバラに座り、漫画に熱中していた。
ネットカフェというものに興味を持っていなかった丈二には新鮮な雰囲気だった。
洒落た喫茶店の雰囲気だが、会話というものが一切なかった。
明らかに2人連れと思われるカップルも別々の世界に入っていた。
「これは何かの時に使えるシチュエーションだなぁ」
漠然とそう思っていた。
3冊を読み終え、新たに3冊を追加、コーヒーのお代わりをして、
全てを読み終えた頃、時刻は約束のちょうど10分前だった。
活字の多い本を選んだのは、
読むペースの遅い自分なら、大した数の本が必要ないと考えたからだ。
受付を観察しようと目を向けた時、入口のドアが開き、
女が2人、入って来た。