連休ということもあって久しぶりにアポロ記念公園駅まで足をのばし、グラナデンシロップとドライジンを補給する。

 しばらく通わないうちに前に勤めていた店の前にあった酒屋がつぶれていた。

 レトロな酒屋にも関わらず、何故かテレビがあって、よくフットボールの中継なんかしていたのを通勤途中にチラ見したりした。

 張り紙をみると去年の暮れには閉店していたらしい。こうしてしばらく行かないうちに景色も変わっていくのだなぁと実感する。働いていた店があった場所もがらんどうになっている。

 

 高島屋のデパ地下をうろついて、ゲーセンでゲームをして、腹が減ったのでバイパカオを食す。あいかわらず空いている店だった。味はいいが。雰囲気が安っぽすぎるのだと思う。

 

 前の店で一時期出していたバイパカオが妙に恋しくなる。ホーリーバジルとプリッキーファーとナンプラーで作れるような気もするが……どうだろうか……

 

 38万キロ先の距離を越えて愛しいお姉さまからメールが届く。

 急に音信不通にならないようにとのお達しが出た。

 しかしお姉さまはメールが嫌いだし……どうしたものか 笑

 まあそれでも嬉しくもある。なんだかんだで気にかけていてくれるのはとても嬉しい。

 なかなか会うのも難しいようだけど、今度会えた時はゆっくりといろんな話が出来たるといいのだが。

 

 明けない夜はまだまだ続く。

 見上げると青い星が輝いている。

 トーキョーシティーでは初雪が降ったらしい。

 みんな風邪をひかずに元気でいてくれたらいいが。

 

 卵白とグラナデンシロップにジン、レモンジュースを加えてシェイクする。

 懐かしい料理の思い出や、愛しい人からの便りを肴に一杯。

 景色はどんどんと変わっていく。

 だけどあの星の色は変わらない。

 たくさんのものが無くなっては産まれていくけれど、結局は何も変わっていないのかもしれない。

 変わってしまうと、失ってしまうと恐れていたものは、実は本当はささいなものなのかもしれない。

 いつか膨大な時間の果てに、それに気づいたりすることもある。

 そんな長い夜の時間の中の何でもない一日が終わる。

 そんな退屈な休日が、疲れを癒してくれたりもする。

 それもいいさ。

 それでいいさ。