28週後… (2007年) | 大手町映画館

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28日後…】の世界的ヒットを受け製作された続編。
続編というよりも、引き継がれたのは設定だけで、アナザーストーリー。

ウイルス発生時に命からがら逃げのびた男。発生から28週間経ったイギリス。
感染者は餓死し、これから国を復興させようと難民を徐々に帰国させる。
アメリカ軍の統治のもとに…


前作の監督ダニー・ボイルがちがう映画の監督で忙しいため製作総指揮にまわったというので、期待されたままで終わるかと思いきや、思ったよりもよかった。

前作がヒットしたので予算が大幅に増え、スケールと迫力も大幅に上がった。
あいかわらず映像と音楽がいい。それは前作には敵わないが…(これサントラ出てないのかな。)
冒頭シーンがかなり緊迫感と迫力あるので、一気に引き込まれる。
ただやっぱり、後半の展開が荒っぽい。そこは前作と同様なのだが、もはや意識してるのか、癖なのか…。
ラストカットは、映画史に残るかもしれない。当面の壁紙に決定。

物語の主軸が「軍vsゾンビ」なので、前作の哲学的な演出よりも娯楽性が高い。
なかでも「ヘリvsゾンビ」のシーンは秀逸。ちと他の映画では真似できないだろうな。
爆撃機による一掃爆撃も大迫力。


ジェレミー・レナーがのちのホークアイを匂わせるスナイパーぶりを演じているんだけれども、この人は悪人顔なのに目は誠実だから、軍人役がホントによく似合う。
ガス攻撃のシーンは見事!

女性医務官ローズ・バーンは、もうちょっと活躍してほしかったなぁ。軍の中での自分の味方と、研究甲斐あって裏付けされた成果がもう少しあった方が感情移入できた。


ゾンビの描き方がややソフトになったのか引きの画が多く、アップの画もかなり短いので、前作のゾンビフォルムのクオリティは堪能できず…

いやゾンビではなく「感染者」なんだけどね。


「妻を見捨てる」という前代未聞の所業をやってのけた男は、その後も自身のIDカードで勝手に軍の施設に入り込んだりと、子供たちにもその無鉄砲さが遺伝している。

『親子は似る。』

これが率直な感想。