「昔分からなかったことが、よく分かるようになった」

ということは、今までに何度か感じたことがあった。


だけど最近は逆で


「昔考えていたこと、感じてたものが最近分からなくなっている」

そんな気がする。


それは昔好きだったものの嗜好が変わった、と片付けられるようなものではなくて

たとえば自分の生き様、人生のスタンス

みたいなものがなくなってきている、というような、とても危険なものだと思う。


日常に何かスイッチみたいなものがあって、切り替わるような瞬間を願うようなロマンチストでもないから

この危険な感じに気づいてはいるのだけれど、どうやってこういうものを取り戻していくんだろう。


そして今、取り戻せばいいんだろう、じゃなくて、取り戻していくんだろう、と書いた自分にまた危険な予感が働く。なぜひとごとみたいに感じているんだろう・・・自分のことを。

高校生の頃、m-floが好きだった。

シングル、come againを初めて聴いたとき、

popsとしての親しみやすさに僕は共感を覚えた。もともとはHIPHOPに分類されていたような気もするが、

最近多い「ディープな」HIPHOPでもなく、R&Bに傾倒しすぎてもなく、コミックバンドでもない、真面目な、だけど、当時それまでにない、サウンドを作り出していた・・・と記憶している。

帰国子女のグループ-そういった部分での共感もあったのかもしれない。


しかし解散してから、その方向性も、でる楽曲も、今ひとつ特徴をつかめない感がして、興味を失っていた。


そんな中、先日、ふと深夜の番組で元VoのLISAを見た。

80’Sの洋楽popsをトリビュートしたらしい。

久しぶりに彼女の歌声を聞いてみたくなり、早速、アルバムを聴いてみた。


うん。透明感がある。やっぱりこの声質、嫌いじゃない。

だけど、なんだろう。少し物足りない。

このアルバム、全体として、丁寧に歌いすぎている感が拭えない。


聴いていて心地よい、だけど、物足りない。

ロック調の曲がないせいもあるか、しかし、心に残らない。(頭にも残らない)


音楽、ヒトにとっては普遍的な精神活動、だけどヒトの特殊性のひとつとしても考えられる。

ずっと記憶に残るような、衝撃を受ける楽曲、その条件って、一体何なんだろう。

誰しも自分のオススメのラーメン店というものがあるのではないだろうか。

僕のオススメはここ、本八幡の「海皇」である。

 

ここのラーメンは塩。小笠原産の塩を使うことで、あっさりとした風味の中に、コクがあるとても美味しいスープが魅力だ。

 

またトッピングの味卵も欠かせない。これ以上はないというほど、臨界点を見極めた熱の入り方。スープと一緒に黄身を食べると、たまらない。

 

駅歩が5分ほどあるが、近くに行く用がある方は寄ってみてはいかがだろうか。

 

海皇

立川の町が変わりつつある。南口方面の再開発が一段落し、巨大な商業ビル群が完成した。

そこで、今日は4月に新設されたショッピングモール「AREARE」内の、「ラーメンスクエア」に行ってみた。

 

中に入ってみると全国各地からラーメン店が出店されていて、その中心にライブステージが設けられているという、一風変わった試みが伺える。

 

さて、いざ足を踏み入れたものの、どの店のラーメンを食べるか、なかなか決まらず、

うろうろとフロアを徘徊すること5分、今回は北海道ラーメンの「菅家」にて味噌ラーメンを食べることにした。

 

余談だが、河合我聞が店主のラーメン店「我聞」が立川ラーメンスクエアにあるのだが、ふつーに河合我聞が店の前に立っていた。そして目が合った。だけど、入らなかった。

 

話は戻って、菅家。

正直、味噌ラーメンは特筆すべき点はなかった。

北海道ラーメンという割に、東京人が好むような味付けな気がする。北海道と名を打つのであれば、北海道を想起させる味にしてくれたらよかったのに。と思う。

しかし、店員の女の子がとても可愛いかったので、やっぱり、北海道は素敵だった。(←バカ)

 

ラーメンスクェア

魔の水曜日・・・

朝5時半におきて、学校に行き、9時から20時までぶっ続けに授業を受け続ける・・・。

学生なのに、サラリーマンみたいな忙しさ・・・。

 

それでも昼飯食う時間があるからいいんだけどさ。

真面目にやればやるほど脱力感が味わえるフラッシュの一例。

Lego.com

ビッグフィッシュをみた・・・。

★★★☆☆ って感じかな。

見た後に、その意味論を考えなくちゃいけない映画・・・。

全く考えさせない映画よりはいいのか?

ピアノを妹から習い始めた。

小学生が弾くようなバイエルは、おたまじゃくしもシンプルで「余裕」と、たかをくくっていたのだが

 

 

・・・む、難しい・・・

 

 

(おたまじゃくしと言っている時点でアウトらしい)

 

 

◇現時点で(とりあえず)できること。

  ・・・み・・・右手・・・

  ・・・ト音記号の譜面・・・は読めるよ・・・

  ・・・和音は音を聞いて当てることができるよ・・・

 

◆たくさんあるできないことの中で(とりあえず、というか可及的速やかに)できるようにすること。

  へ音記号を読めるようになること

  4分の3拍子と、8分の6拍子の違いを体で覚えること

  ♯と♭、ハ長調以外の音階になれること

  両手で弾いてもリズムを崩さないこと

  ・・・・・・・・・

  ・・・・・・・・・

 

  ・・・・先なげぇ・・・

半年ほど前から好きになった作家がいる。大崎善生という作家だ。

彼の作品は青年が大人になる過程の葛藤(便利だな、この言葉)を書いたものが多いが、今回読んだ「将棋の子」は「挫折」がテーマだ。




プロの棋士を目指す若者が、しのぎを削る場所、奨励会。満二十六歳の誕生日を含むリーグ終了までに四段にならなくては退会(つまりクビ)という、年齢制限の規定がある。

日々迫る期限の重圧に晒されながら、極限状態で将棋を指す棋士たち。幼少期から将棋のみを頼りに生きてきた彼らの日常は、普通の社会の日常と異なっているのはいうまでもなく、しかし現実には残酷にも、数多くの若い棋士達が花咲かせずして退会を余儀なくされる。将棋以外何も知らない彼らがそこから新たな毎日を歩むことは並大抵のことではない。



新しく別の道に挑むもの、挫折を引きずりつづけるもの、それぞれの人生を暖かく見守った、この一冊。第23回講談社ノンフィクション賞受賞作。気になった方は手にとられてはいかがだろうか。


大崎善生 「将棋の子」 講談社文庫