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様々な事を乗り越えて、やっと形になった音をお届けできる。



7月3日発売のアルバム「7+one~音の彩り~」からの先行シングル。



7人のプロデューサーを迎えたコンセプトアルバムから、


「しんちゃん」ことスキマスイッチ常田真太郎との一曲「素敵な未来」。


そして、アルバムには入らないがセルフプロデュースの「君が君らしくいられるように」



一緒にやろうと「しんちゃん」に声をかけたのは僕。


実はアンダーグラフがインディーズの頃、サポートでキーボードを弾いてもらったこともあるんだけど、


出会いは広島。


しんちゃんが、凄く長い長文で「真面目過ぎる君へ」って曲への感動したって内容のメールをくれた。



同じ年って事もあり、そこから色んな話しをするようになったが、音楽を一緒に作るってタイミングは、

中々なかった。


そして満を持して、今回。



「せっかく俺とアンダーグラフの関係値だから、とことん一緒にやろう」って言ってくれた。



「3人になってどうだった?」って話しもした。


正直、僕はもう前に進んでいるからと、はぐらかしてた。



だけどしんちゃんは「曲に書いて残そうよ、みんなそれぞれ色んな別れがあって出会いがあって、その中でも強く生きていくから、そんな象徴になるような曲を残そう」って。



歌詞を書きながら、何度か筆を止めた。前を見て進んでるのに今更、、、みたいに。


アーティストはどれだけ身を削るんだって。




だけど書き終えた瞬間、書く前に見えていた景色とは違う、景色が僕の前に拡がった気がした。




「素敵な未来」




アンダーグラフとして、真戸原直人として、完成させて本当に良かった。



この曲は、みんなの背中をきっと押せると思う。


いつも言うけど、曲は聞き手のもの。


CDを手にしたその人のもの。


僕の個人的な思いはそこから受け取ってもらわなくてもいい。


聞いてくれた1人1人の、支えになってくれたらいい。



長々と書いたけど、とりあえず聞いてください。


そして手にとって見てください。


ジャケットの写真は今年、僕がマラウイに行ったときに撮った写真です。


遠く離れた国の空港です。


その空港はマラウイに、素敵な未来が訪れるようにと、日本人が支援して作った空港です。




希望を胸に。



真戸原 直人



追伸  にしても500円って安いな。タワーレコードさん含め、関係者の方々、頑張ってくれたよな、、、笑。










今日、「さようならテレビカー」のDVDの予告編が公開されたけど、そのエンディング曲を書き下ろさせていただいた。


京阪電車は、僕やメンバーが生まれ育った町を走る電車。


「また帰るから」という曲では、緑の電車、として普通列車を、登場しているし、「夢を乗せて」では、テレビを見ながらはなせばいいさ、と特急列車として書いている。


色んな方に、「どうして、各駅停車を乗り換えたら、テレビを見るんですか?」と、歌詞について聞かれる事があったが、


京阪電車の特急にはテレビが見れる車両があり、それが今年の3月で引退となったのだ。


大阪と京都を結ぶ、京阪電車、丁度その真ん中辺りにあるのが、我が町、枚方。


今でこそ特急も、「枚方市駅」にも停車するようになったが、


僕らが幼い頃、特急は大阪方面「京橋」を出発すると、京都方面、「七条」まで、ノンストップで行き来していた。


だからいつもオレンジ色の特急を見るのは、通り過ぎていく姿だけ。


たまに親と大阪方面に出かけた時、京橋から終点の淀屋橋まで、特急といえども各駅停車する、区間のみを、テレビカー乗りたさに乗車するのだが、京橋から淀屋橋は、ほとんどが屋内を走るため、テレビの映りが悪かった。


いつかは、ノンストップで大阪から京都の行ってみたいな。テレビでは何が放送されてるんだろう、と、子供心で夢を見ていた。


ちなみにベース中原は、親父さんが眠ってしまったのをいいことに、

親父さんを起こさず、京橋~七条のノンストップの夢の旅を経験したそうだ。本当に羨ましいかぎりだ。


京阪は特急といえども特急券がいらない。



そんな「テレビカー」が引退してしまうという事で、京阪電鉄さんから、「曲を書いていただけませんか?」とお話しをいただいた。


イメージは、その特急に流れる最後の車内アナウンス。それは、列車との単なる別れだけじゃない、人が生きていく中で出会う様々な別れや成長を書いた。

6/5にタワーレコード限定で発売される両A面の2曲目に収録されている「君が君らしくいられるように」が、

その曲だ。



高校時代、朝のラッシュが嫌で、電車が好きじゃなくなってしまってたあの頃の僕に教えてあげたい。


「その電車の曲を君は書く事になるんだよ、頑張りなさい。」と。


是非、みんな聞いてください。


真戸原直人





みんなを本当に待たせたな、、、。


そんな想いが4ヶ月連続配信が始まる日を前にあるな。


年末に「去年今年」を発表してはいたけど、みんなにとっても新曲として認識されるのは、


今回配信される「空へ届け」からじゃないかと思う。


去年の初め、3人で歩いていく事を決めたものの、胸の中には不安が沢山あったのは間違いない。


それでも前を向いて進むと決めた事、そしてそれを必死で支えてくれた、

事務所スタッフ、サポートメンバー。


そして何より応援してくれるみんな。


4輪車で走ってきたアンダーグラフが急に3輪車となって傾きかけた心や身体のバランスをみんなが、


優しく背中を押してくれて、メンバーは少しずつバランスをとれるようになったという例えが近いんだと思う。


そして、今までとは当たり前に違うアンダーグラフのステージを作り、みんなに見てもらった。


変わらないだけど変わっていく。それを一番大切にしてた。



そして、楽曲の制作に関しては、様々なプロデューサーと、音を交える事を決めた。


このタイミングでもう一度楽曲の制作をストイックに、そして客観的な意見をもらえるチャンスを作ろうと。


事実、今回の「空へ届け」が出来上がるまでには、藤井丈司さんと、何度も話し合い、何曲も曲を作り直し、


歌詞を何度も書き直し。アレンジも長い時間をかけての完成だった。


だけどそれはストレスを感じる作業ではなく、藤井さんの楽曲に対する考え方や取り組み方を、ゆっくり吸収していくような、そんな時間だった。


そんな作業の中、藤井さんが最初におっしゃった、「真戸原くんの声、そして歌詞を一番大切にしたいんだ、それを最も表現できる曲を書いて欲しい」といわれた事は、僕にとって衝撃的な言葉だった。


僕は今まで自分で曲を書き、詞を書き、そして自分で歌ってきた。それを分解して自分の声を生かす曲。


それは自分では一番理解していなかった部分なのかもしれないな、と。


そして何度も曲を書いては、「違うんだよな、、」を繰り返した。



要するにこのタイミングで自分自身と向き合う作業をしていた。


そうやって出来上がった「空へ届け」。


完成してみて思う事がある。


みんなはこれをアンダーグラフらしい、と思ってくれるかどうか。


僕らが思うアンダーグラフは、現段階ではここにあると、メンバーとそして、とおるさん、さとしくんと

話しながらアレンジにも入った。


感想を聞かせて欲しい。


僕らが前を向くと決めてから、形にした音を聞いてみてほしい。


僕を含めメンバーは出来上がった時、こころの中でガッツポーズをしているぐらい、どうだ!と胸を張っていたと思う。


今宵の寒空を越えて、貴方の胸に届きますように。



真戸原 直人