みんなを本当に待たせたな、、、。
そんな想いが4ヶ月連続配信が始まる日を前にあるな。
年末に「去年今年」を発表してはいたけど、みんなにとっても新曲として認識されるのは、
今回配信される「空へ届け」からじゃないかと思う。
去年の初め、3人で歩いていく事を決めたものの、胸の中には不安が沢山あったのは間違いない。
それでも前を向いて進むと決めた事、そしてそれを必死で支えてくれた、
事務所スタッフ、サポートメンバー。
そして何より応援してくれるみんな。
4輪車で走ってきたアンダーグラフが急に3輪車となって傾きかけた心や身体のバランスをみんなが、
優しく背中を押してくれて、メンバーは少しずつバランスをとれるようになったという例えが近いんだと思う。
そして、今までとは当たり前に違うアンダーグラフのステージを作り、みんなに見てもらった。
変わらないだけど変わっていく。それを一番大切にしてた。
そして、楽曲の制作に関しては、様々なプロデューサーと、音を交える事を決めた。
このタイミングでもう一度楽曲の制作をストイックに、そして客観的な意見をもらえるチャンスを作ろうと。
事実、今回の「空へ届け」が出来上がるまでには、藤井丈司さんと、何度も話し合い、何曲も曲を作り直し、
歌詞を何度も書き直し。アレンジも長い時間をかけての完成だった。
だけどそれはストレスを感じる作業ではなく、藤井さんの楽曲に対する考え方や取り組み方を、ゆっくり吸収していくような、そんな時間だった。
そんな作業の中、藤井さんが最初におっしゃった、「真戸原くんの声、そして歌詞を一番大切にしたいんだ、それを最も表現できる曲を書いて欲しい」といわれた事は、僕にとって衝撃的な言葉だった。
僕は今まで自分で曲を書き、詞を書き、そして自分で歌ってきた。それを分解して自分の声を生かす曲。
それは自分では一番理解していなかった部分なのかもしれないな、と。
そして何度も曲を書いては、「違うんだよな、、」を繰り返した。
要するにこのタイミングで自分自身と向き合う作業をしていた。
そうやって出来上がった「空へ届け」。
完成してみて思う事がある。
みんなはこれをアンダーグラフらしい、と思ってくれるかどうか。
僕らが思うアンダーグラフは、現段階ではここにあると、メンバーとそして、とおるさん、さとしくんと
話しながらアレンジにも入った。
感想を聞かせて欲しい。
僕らが前を向くと決めてから、形にした音を聞いてみてほしい。
僕を含めメンバーは出来上がった時、こころの中でガッツポーズをしているぐらい、どうだ!と胸を張っていたと思う。
今宵の寒空を越えて、貴方の胸に届きますように。
真戸原 直人